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村産木材を活用「檜原 森のおもちゃ美術館」

中央自動車道「八王子インター」から滝山街道経由でおよそ50分。東京都の陸地で唯一の村であり、総面積の93%が森林という豊かな森に囲まれた檜原村に11月3日、「檜原 森のおもちゃ美術館」がオープンしました。

村が掲げるトイ・ビレッジ構想が中心の施設

「檜原 森のおもちゃ美術館」は、檜原産の木材をふんだんに活用した空間と木のおもちゃ、遊具が楽しめる体験型美術館。森林率93%という檜原村の豊かな森林資源を活かし、日本一の木のおもちゃの村を目指すことで産業、観光の両面を振興し、村全体を元気にする「トイ・ビレッジ構想」の中心となる施設です。

木のぬくもりを感じる「木育広場」

廃校になった小学校の跡地に建設された同美術館は、延べ床面積約1000平方㍍の木造2階建て。建物、内装、家具、おもちゃに至るまで檜原産の木材を活用しています。木の香りに満ちた館内には、檜原の魅力を伝える木のおもちゃと子どもの想像力をかき立てる遊びがいっぱい。

1階の「木育広場」には、山があり、森があり、川が流れる檜原の里山風景を再現。どれも木で作られており、シンボルツリーでもある村特産のユズの木や、野菜や果物、キノコの収穫ごっこができる畑、水の代わりに木製の球が敷き詰められた川に入って遊ぶことができます。

2階には檜原オリジナルのおもちゃで遊べるスペースや3歳未満の子ども専用の「赤ちゃん木育ひろば」、伝承あそび、グッド・トイ・ルームなどがあります。

また館内に、木工品等を販売するミュージアムショップやカフェを併設。美術館に隣接したおもちゃ工房では、おもちゃ作りの様子を見学できます。

館内だけでなく外遊びの魅力を伝える学芸員も

同美術館に欠かせないのが「おもちゃ学芸員」の存在。開館前までに養成講座を修了したボランティアスタッフが、おもちゃの遊び方や文化、楽しみ方を教えてくれます。周囲には裏山など天然の遊び場もあり、館内だけでなく自然の中での遊びの魅力を伝える「そとあそび学芸員」も。

「おもちゃや遊びを通して檜原の魅力を伝え、多世代交流を楽しむ体験型のミュージアムです。木の香り、木のぬくもりを存分に楽しめる施設となっておりますので皆さまのご来館をお待ちしています」と館長の大谷貴志さん。

入館料は大人(中学生~65歳未満)1000円、子ども(6カ月~小学生)700円、子ども(6カ月未満)無料、シニア(65歳以上)500円。

檜原 森のおもちゃ美術館
東京都西多摩郡檜原村3783

☎️042・588・4044
開館:午前10時~午後5時(12月~3月は4時まで)
休館:毎週木曜、年末年始ほか
最新情報は公式ホームページで確認を

ショッパー 八王子周辺版 11月5日号掲載

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