公共八王子市

八王子市が65歳以上を対象に「てくポ」開始

八王子市のアンケートによると、高齢者の約4割がコロナ禍の自粛生活で運動不足を感じています。外出や人との交流が減少すると、認知機能や体力・気力の低下、生活習慣病の発症等のリスクが高まる心配も。そこで高齢者いきいき課は、10月からスマートフォンの健康アプリを使ったポイント制度「てくポ」の実証実験をスタートさせました。現在登録者は227人。今年度中に500人の体験者を募ります。

てくポって?

「てくポ」とは、スマートフォンのアプリを使って、市内高齢者の健康や社会参加の習慣を応援するポイント制度。歩いたり、バランスよく食べたり、脳トレやボランティアに挑戦したりと、脳や体にいいことをして楽しくポイントを貯める仕組みです。スマートフォンを持っている、市内在住の65歳以上の人を対象に、今年度は体験者500人を募集して実証実験を行い、次第に対象を拡大しながら徐々に発展させていく予定です。

ポイントの貯め方

歩く▽年齢や性別をもとに自動で設定される目標歩数を達成すると1日1ポイント獲得。週に5日達成で5ポイントボーナス、週に7日達成でさらに2ポイントボーナスがもらえます。

  • 食べる▽今日食べた品目をタップ。科学的に脳にいいといわれる食品9品目をバランスよく食べて、1日の目標品目数を達成すると1ポイント獲得できます。
  • 脳トレ▽計算問題や間違い探し等の脳トレゲームで他の利用者の記録と対戦。目標回数以上挑戦すると1日1ポイント。週に5日達成で5ポイントボーナス。週に7日達成でさらに2ポイントボーナスがもらえます。
  • 社会参加▽高齢者施設や子ども食堂などでのボランティア活動や健康イベントに参加し、施設や会場に用意された二次元コードを読み取ることでポイントを獲得。

このほか、今年度の体験者は登録時に500ポイント、初めてポイントを使用した時にさらに500ポイントがもらえます。

ポイントの使い方

貯まったポイントは1ポイント=1円で、市内の提携しているお店で買い物や食事に使えます。来年1月ごろからは、PayPayに変換して便利に使うことも可能に(変換率は70%)。てくポのポイントが使えるお店はまだ数軒しかありませんが、今後参加店も増やしていく予定。使えるお店は市ホームページで確認できます。なおポイントの取得期間は来年2月末まで、ポイント使用期間は来年3月末まで。

「自由な外出や交流が難しい状況が続く中、高齢者が無理なく、楽しく、いつまでも自分の力で健康を守るための取り組みとして、アプリが認知機能向上効果をもたらすことも検証されています。自分の健康を管理するためにも、まずは説明会にご参加ください」とてくポ担当者。

第2次説明会は次の通り。11月29日午前10時~11時半と午後1時~2時半、北野市民センターで。各回定員50人。11月30日、12月1日の午前10時~正午、南大沢保健福祉センターで。各日定員20人。12月7日午前9時~10時半、11時~午後0時半、高尾599ミュージアムで。各回定員20人。アプリの始め方からポイントの活用方法まで丁寧に説明します。申し込みは市ホームページから。

ショッパー 八王子周辺版 11月12日号掲載

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