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野鳥観察にもってこいの季節!鳥の声に耳を澄まして「身近な野鳥を観察してみよう」

寒さが厳しい中ですが、野鳥観察にはもってこいの季節でもあります。鳥の声に耳を澄まし、声の元をたどると、意外な種類を発見することも。近隣で定期的に野鳥の観察をしている団体に、楽しむこつを聞きました。

町田市西成瀬3の9、かしの木山自然公園は、成瀬、高ケ坂、南大谷をまたぐ約5・5ヘクタールの自然公園。そこで活動するかしの木山野鳥クラブは、園内の野鳥の調査をはじめ、巣箱の取り付けや管理、一般の人たちを募っての野鳥観察「探鳥会」を開催。

春までが野鳥観察にベスト

冬は、葉が落ちて木にとまる鳥が見えやすいだけでなく、餌の虫も少ないことから、木の実を求めて人家の庭先等にも訪れるので目にする機会が増えるそうです。高山から平地に移動する鳥や日本で冬を越す鳥も多いことから、春までがベストシーズンといわれています。
探鳥会では、最初に「ものさし鳥」について説明。一般的に見られるスズメ、ムクドリ、ハト、カラスの大きさを把握し、見つけた鳥の大きさの判断基準にします。木にとまる姿もそれぞれ特徴があり、木の枝にぶら下がっていたり、木の幹の途中にとまっていたり、下に向かっていたりとさまざまなスタイルが種類によって異なります。さらに、飛び方、歩き方、くちばしの形等で、鳥の種類を絞っていき、特定。その日に見えた鳥を記録します。
 観察するために必要なものは双眼鏡。対象物が遠くにいる場合が多いので「双眼鏡は目線にもっていくようなイメージで構えるのがポイント」と会のスタッフ広田さん。色や柄でより特徴がはっきりするだけでなく、かわいらしい姿も間近に感じられます。

取材時は、園内でドバト、メジロ、ヒヨドリ、エナガ、ヤマガラ、ジョウビタキ、シジュウカラ、シメ等を見つけることができました。園から恩田川方面に降りて、川沿いを散策。カルガモやコガモ、セグロセキレイに加え、町田市の鳥、カワセミも登場。よく通る鳴き声、川の中の餌を狙うようすも見られました。くちばしから額にかけての
赤い模様が特徴のバンが茂みの中で餌を探していたのも印象的。
会員から鳥の特徴だけでなく、園内の植物等についても教えてもらえます。「身の周りでもよく見てみると、いろいろな鳥を見られるかもしれません」と広田さん。
次回の探鳥会 2月13日に園内に設置した巣箱調査を実施 3月13日.4月24日にも行います。 各午前9時半〜正午 緊急事態宣言等、状況が変化した場合は中止。 問い合わせ ☎️042・725・2407 広田さん

ショッパー 町田・相模原周辺版 2022年2月4日号掲載

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