誕生日会やパーティー等で最近よく見られるガーランドを手作りして、地元のイベントで使うことを目標に、布を集めたり、製作会を開いたりと地元の人等が集まり、活動をしているところがあります。縫ってつないでいくガーランドは、人と人もつないでいるようです。
布の寄付や作り手も募集
町田市鶴間3 の1の1、鶴間公園では、つるまパーク「ガーランド募布(ぼきん)大作戦」を行っています。同公園のクラブハウスで、布の寄付を募っています。同公園で行われるイベントに、手作りのガーランドを飾ろうと始まった企画。ガーランドは本来、花冠や花輪を意味しますが、紐やワイヤーで旗等をつなぐ飾りの名称として最近では使われています。
最終目標は長さ2キロメートル
布は、はぎれや着なくなったシャツ、テーブルクロス等の不要なもので可。集まった布は同公園クラブハウスで行われる「ガーランドちくちく会」で、飾りに生まれ変わります。中心で動いているのは南町田の地域拠点となっているコワーキング喫茶cosoadot代表の中山綾子さんと、地元のハンドメイド作家ら。不要な布を活用しSDGsに貢献するだけでなく「鶴間公園は〝みんなの公園〞がテーマ。寄付した布が公園を飾ることが、人のつながりにもなる」と中山さん。
先月の会では15人が参加し、分担をしながら楽しく作業が進みました。誰でもできる作業ながら、その場で生まれるコミュニケーションも中山さんの考える〝つながり〞。グランベリーパーク内の児童館「南町田子どもクラブつみき」では、ガーランドに絵を描くイベントも予定。「グランベリーパーク全体で盛り上げられたら」とも。最終目標は2㌔㍍ですが、できたものを少しずつ同公園のイベントで披露していく計画も。
布はA4用紙を縦にした底辺21㌢、高さ29・7㌢の二等辺三角形が基本の形。バイアステープで挟み、ミシン等でつなげていく仕組み。
イベントにてお披露目予定
3月にある屋外イベント「さくらフェスティバルin鶴間公園つるまパーク大作戦」でまずはお披露目予定。「自分が寄付した布を発見するのも楽しいのでは」。
「ガーランドちくちく会」は2月21日、3月14日の午前11時〜午後1時を予定。参加希望者は直接会場へ。その後も月1回開催。問い合わせは同公園カフェ・クラブハウス棟(電042・850・6630)まで。
ショッパー 町田・相模原周辺版 2022年2月11日号掲載