グルメお店・企業八王子市

生産者のものづくりへの思いを発信

 昨年12月に、八王子駅ビル・セレオ八王子北館2階にオープンした「はちまるステーション」。八王子を中心とする多摩地域の特産品や土産品を扱うアンテナショップとして、販売だけではなく生産者のものづくりへの思いや地域の情報を発信しています。

駅チカで八王子の名産や人気商品が一度に買える

 セレオ八王子北館2階入り口すぐ、スターバックスコーヒーの向かいに「はちまるステーション」はあります。まず目に入るのは、八王子市内の地図に『まるごと八王子』と書かれた大きな黒板。ここは情報発信の場として、生産者の取り組みやイベントの告知等が記されています。「はちまるステーション」という店名も、八王子の魅力を丸ごと集めた駅・情報発信拠点という意味が込められており、駅前ににぎわいや交流の場を創出し、“地域の魅力あるもの”を発信する役割を担っています。

大きな黒板は情報発信に活用

8割が八王子産 約50の生産者が出店

 店内には、江戸時代から続く農家「中西ファーム」が育てた珍しい野菜や、自宅でお店の味を楽しめる「ロマン」の煮かつサンド(冷凍)、手作りのコッペパンを使った「いなこっぺ」の総菜パン、「カザーナコーヒー」のスペシャルティコーヒーといった名品や、手仕事で作られた工芸品など、店長の大熊博道さんが約1年かけて、人気店を食べ歩き、生産者や作家の元に足を運んで選び抜いた、魅力ある商品を展開。約50の生産者が出店し、8割が八王子産、2割が中央線沿線の多摩地域で作られたものです。

「買い物をする場にとどまらず、地域の魅力発信拠点としての役割を果たしたい」と店長の大熊さん

商品紹介の『ポップ』にも注目

 手書きのポップには、生産者・作家の顔写真や商品の紹介文とともに、作り手の思いが添えられています。
「例えば1本300円のニンジンを、どんな人がどういった思いで作ったかという背景を知ると、商品の見方も変わってきます。店頭を通じて、真摯にものづくりに取り組んでいる生産者を多くの方に知っていただき、お客さまと生産者の橋渡しになれれば」と大熊さんは話します。

ここでしか買えない「燻製工房グーテ」のスペシャルセット

 八王子市内に散在する人気店や工房、農園に足を運ぶのは難しいですが、ここへ来れば一度に見ることが可能。同店でしか買えないオリジナル商品もあるそうです。「今後も取り扱い商品を増やし、八王子・多摩地域の生産者が生み出した名品や思いなどのストーリーを発信していきます」。

営業時間 午前10時~午後9時(定休日はセレオ八王子に準ずる)

ショッパー 八王子周辺版 2022年2月18日号掲載

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