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町田に根差した郷土かるたを制作!自分の街を伝えられるツールに「町田かるた」完成

郷土かるたとして群馬県の「上毛かるた」が知られていますが、そこからヒントを得て、町田に根差した郷土かるたを制作した団体があります。先月は町田市役所で完成品の展示も行いました。

上毛かるたからヒントを得た「町田かるた」

 「町田かるた」は、町田市民や地域団体が自らの「やってみたい」を実現する「まちだ〇ごと大作戦」の事業の一つで、2019年から「町田かるたプロジェクト」としてスタートしました。
町田市南地区の町内会、西小川親和会会長を務める中、さまざまな交流を経て、町田の素晴らしさを語り継いでいきたいという思いを強めた発起人の須藤晏男さん。群馬県出身で、子供のころからなじんできた「上毛かるた」からヒントを得て同プロジェクトを発足。同じ思いを持つ市内小・中学校の元教職経験者や同志が集まり、町田かるた編集委員会を立ち上げました。

人物・自然・伝統文化・歴史他からピックアップ

八木重吉をはじめ、同市を代表する人物から自然、伝統文化、史跡、歴史、遺跡等、町田市の主だった事跡を有識者からの助言を基に厳選し、いろは順に5・7・5調の読み札を作製。絵札は玉川大学の学生が担当しました。「宝石と 見紛うカワセミ 川面飛ぶ」「レトロだな 町田仲見世商店街」等、市民なら情景が頭に浮かぶ44枚。須藤さんの故郷のつながりもあり、「上毛かるた」と同じ群馬県の印刷所が協力し昨年末に完成しました。
故郷を離れて数十年経つ今も「上毛かるた」の言葉が自然に出たり、同郷同士の交流も深めたりした経験から「町田かるたをツールとして、子供達が郷土愛を育んでくれたら」と須藤さん。「ここからが始まり」と、市内の全小・中学校に寄贈を予定。今後の展開も考えています。

ショッパー 町田・相模原周辺版 3月11日号掲載

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