無いならつくるから始まった障害者専用スポーツジム

昨年リニューアルしたスーパーアルプス西八王子駅前店内に、障害者専用のスポーツジム「にしはちスポーツジム」がオープンしました。

みなみ

こちらの施設は、代表の「崎田 京子」さんの強い想いと、その想いをクラウンドファンディングを通じて共感して下さった方々の気持ちから完成させることができた施設になります。

崎田さんの強い想い

崎田さんにも、知的障害の36才になる息子さんがいらっしゃいます。養護学校（現 特別支援学校）を卒業後、入った作業所が「八王子市手をつなぐ親の会」運営の作業所でした。崎田さんは後にその会の会長を任されましたが、社会福祉法人格取得の気運が高まり、「社会福祉法人 八王子いちょうの会」を設立することとなり、理事長職に就かれました。理事長職を周囲の方々に支えられながら7年半務め、その間に経営に関することなどを経験できたことで、今回のスポーツジム開業に向けて最初の一歩が踏み出せたそうです。

その様な経験をしてきな中で、障害の方たちの体の変化や健康維持などについて、日々いろんな不安や悩みを感じておりましたが、東京オリンピックがきっかけとなり、自身がフィットネスジムに務めていた経験などともあいまり、そういう施設が無いなら「障害の方専用のスポーツジムを自分がつくればいいんだ！」と思ったそうです。

充実した安心安全な運動設備

ご本人のための「目的ある外出先」となる事を願い設立した同施設は現在、知的障害・ダウン症・自閉症・発達障害・車イス利用の方・聴覚障害・視覚障害など、多くの障害の方がご利用されております。

運動設備は無理なくできるような設計のものばかり。簡単なストレッチから、みんなで一緒に楽しみながら行うサーキットトレーニング・車いすの方でも利用ができるトランポリン・上にではなく横に移動するボルダリングなど、しっかりと考えられた「安心・安全」な設備が充実しております。

あそこへ行けば何となく楽しい！そんな施設

運動設備の他にも、ゆったりと広いサロンを完備するなど、利用者さんが「あそこに行けば、楽しい時間が過ごせるからまた行こう」と思ってもらえるような、皆さんの居場所の一つでありたいと崎田さんは願っておられます。

みなみ

一人でも多くの方が通いやすいようにと、施設利用料が一般のスポーツジムよりもかなり安価な設定となっております。