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正統派クラフトジン誕生「トーキョーハチオウジン」

小規模製造ながらも造り手の個性が光るクラフトジン。世界的なブームに後押しされるように、今年1月「トーキョーハチオウジン」が誕生しました。手掛けているのは、東京八王子蒸溜所(八王子市椚田町)。入荷すると即完売してしまうほど、注目を集めています。

八王子から世界ブランドへ

ジンは、大麦など穀物から作られた蒸留酒(スピリッツ)に、ジュニパーベリーというハーブとその他の香草・薬草等を加え、再蒸留して造るお酒。ウォッカ、テキーラ、ラムと並んで世界4大スピリッツと呼ばれています。雑味がなくすっきりとした味わいは、カクテルのベースとしておなじみですが、近年注目されているのが「クラフトジン」。製造過程で加えるハーブ類をオリジナルにアレンジしたもので、個性あふれる風味が魅力。小規模ながら造り手のこだわりがダイレクトに伝わるプレミアム感で世界的なブームに。2016年には日本初のクラフトジンが登場し、現在、全国で130以上のブランドが存在するそう。緑茶や柚子など地域の特産物を活用しているクラフトジンもあり、地域活性化の面でも注目されています。

正統な製法を継承オリジナル2種誕生

そんなクラフトジン造りに挑戦しているのが東京八王子蒸溜所。多摩地域初のクラフトジン蒸留所として、今年1月に産声を上げました。「原料の地域性や珍しさに頼ることなく、世界に通用する正統な製法で勝負したい」と話すのは代表の中澤眞太郎さん。あえて〝八王子の特産物〞は使用せず、原料酒の質、加えるハーブ類のバランス、それらが奏でるハーモニーを追求しています。
「国内で製造されているクラフトジンの多くは、原料酒に焼酎が使われていますが、トーキョーハチオウジンは、欧州から輸入した雑味が少なく高品質の〝ニュートラルコーンスピリッツ〞を使用。原料のトウモロコシは遺伝子組み換えでない安全なもので、グルテンフリーですので気になる方にも安心して飲んでいただけます」と。製造しているのは2品種。「クラシック」には12種類の、「エルダーフラワー」には10種類のハーブや果実皮などを使用しており、気品ある味と香りはロックで飲むのがお勧め。「ジンの印象が変わる」と好評です。

八王子から世界へ進化し続けるお酒

オランダで生まれ、イギリスで育ち、アメリカでカクテルのベースとなったことで世界中に広まったといわれるジン。「時代やその土地で進化し続ける無限の可能性があるお酒。ここ東京・八王子で生まれたトーキョーハチオウジンが、世界的なブランドになれるよう挑戦していきたい」と話してくれました。

東京八王子蒸溜所(株式会社大信)
八王子市椚田町1213-5
電話042‐664‐0578
※蒸留所での販売はしていませんトーキョーハチオウジン
◇飲むならここ!
Restaurant&Bar SCENE
八王子市明神町4-7-15 落合ビルB1
電話:042-645-8888
ランチ午前11時45 分から
ディナー/バー 午後5 時から
月曜定休 ※営業時間は確認を

◇買うならここ!
かきぬま酒店
八王子市めじろ台1-9-1
電話:042-661-3085
午前10 時~午後8 時
水曜定休
※電話で取り置き・予約可能
入荷状況はHPで確認を

酒のひろせ
八王子市散田町3‐18‐11
電話:042-664-0296
午前9 時半~午後8 時
日曜定休
※来店のみ。1 人2 本まで
ショッパー 八王子周辺版 3月25日号掲載
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