八王子音楽祭のイベントの一つ「世界の楽器展覧会」が、いちょうホールにて開催されています。開催期間は、3月24日(木)~27日(日)の4日間限定。26日(土)には無料のロビーコンサートも行われます。

昨年の9月に開催を予定していた本展覧会。コロナの影響で延期となり、半年間で更なる準備を重ね開催の運びとなったことを耳にし、早速行ってきました。
スマホを使い楽器の世界旅行
自身のスマートフォンに専用アプリを入れてから展覧会に行けば、展示されている楽器の音を聞きながら観覧することが可能というなんともユニークな仕掛け。これは間違いなく入れるべき。
スマートフォンをお持ちの方は、ご来場の際に専用アプリ「eGuide」を入れ、イヤフォンと一緒に観覧することをオススメします。楽器を通して世界旅行をしているような気分が楽しめます♪
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世界各国の楽器を展示
バラフォン(西アフリカ)、琵琶(中国/日本)、ニッケルハルパ(スウェーデン)、アンクルン(インドネシア)、リトゥング(東アフリカ)を含む、60点以上をこえる珍しい楽器が集まり、アフリカ、アジア、ヨーロッパと、地域ごとのエリアに別れて展示されており、様々な楽器をご覧いただけます♪
- アフリカ 西アジア(1階)
- オセアニア 中南米(1階)
- 楽器体験コーナー(1階)
- 南アジア(2階)
- 東南アジア(2階)
- 東アジア(2階)

とにかく凄い数の楽器が展示されておりました。専用アプリで楽器の音を確認しながらまわったので、各国の文化やイメージを堪能できました。
無料のロビーコンサート
本展覧会の初日となる24日には、いちょうホール・2階ロビーにて、無料コンサートが行われました。東京音楽大学ジャワガムラン・オーケストラ、及び「ガムラン実習」授業履修生による「東京音楽大学ジャワガムランオーケストラ」。
曲目は、「古典曲カンダン・ブブラ」「古典曲ラグ」「古典曲クボギロ」「ジャワ舞踊ガンビョン・パレアノム」と、30分間にわたる内容の濃い演奏を堪能させていただきました。

3/26(土)12:15 ~ 12:45にも、ウメトバエワ・カリマン(Umetbaeva Kalyiman)出演のロビーコンサートが実施されますのでお見逃しなく。
主催者の想い
展覧会の一番最後に展示されていた楽器は、ウクライナの楽器でした。本展覧会を主催された「公益財団法人八王子市学園都市文化ふれあい財団」の担当者に話をうかがうと、このウクライナの楽器は急遽展示することにした楽器だそうです。「現在、世界で悲しい出来事が続いていますが、楽器は世界中でしっかりと繋がっていることを子どもたちに伝えていきたい」と、この展覧会の素晴らしい意味を聞くことができました。
【日時】
2022年 3/24(木)・25(金)13:00~20:00(最終入場19:30)
2022年 3/26(土)・27(日)10:00~17:00(最終入場16:30)
【会場】
いちょうホール 第1・第2展示室
【料金】
入場料500円 ※未就学児入場無料
【監修】
小日向 英俊(東京音楽大学客員教授)