日野市立豊田小学校の6年生が、図画工作の授業で作成した「粘土の和菓子」が本物の和菓子で再現され、4月10日まで「紀の國屋本店」で予約販売を受け付けております。写真の右側が「児童が作成した粘土の和菓子作品」、左側が再現した「本物の和菓子のサンプル」となり、再現度合いが半端ないです。
「和の形」に触れ、よさや美しさを感じ取る
「伝統的な和菓子を通して、『和の形』に触れ、よさや美しさを感じ取る」ことを題材の目標とし、各自が工夫しながら作成。和菓子について調べたり、どんなところに和や季節を感じるかを考え、四季の情景をイメージして粘土で色と形を表現しました。指導に当たった小林尚子主任教諭は、「昨年度の6年生の作品を見て、多くの児童から、やりたいという声が上がった題材でした。将来和菓子職人になりたいという児童から『絶対に作らせてほしい』と熱望されたこと、キャリア教育の一環として図画工作科で何か児童たちがワクワクすることに取り組めないかと考えたことがきっかけで、今回、地元の和菓子店「紀の國屋 本店」に断られることを覚悟でご協力をお願いしました。紀の國屋さんからはコロナ禍で子供たちの活動が制限されている今の状況で、何か子供たちのためになることをしてあげたかったという熱い思いを伺い、コラボ学習が実現しました。」と、今回の企画が実現した経緯を語りました。
地元の和菓子店の協力で商品化
出来上がった児童の作品の中から和菓子職人が26作品を選び上生菓子として商品化。地元の和菓子店の協力で今回特別にコラボ学習が実現しました。選ばれた児童からは、「自分の作品が選ばれてうれしいです。買い占めたいです。家族などたくさん連れて買いに行きます。」「将来の夢だったから、これを売ってもらえたら、夢に一歩近付くなと思って嬉しかった。」との声が上がりました。価格は各350円。
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☎042-581-1358
ショッパー 八王子周辺版 4月8日号掲載