生活日野市

日野市の若手農業者が連携「ひのブルーファーマーズクラブ」

日野市はこれまでもさまざまな形で「農のある暮らし」をキーワードに農業振興に取り組んできました。その中で若手就農者からの要望を受け、地区や栽培品目の垣根を飛び越えたつながりを持つ組織として『ひのブルーファーマーズクラブ』が誕生しました。

若手農業者たちがつながり歩み出す

名称に「ブルー(青)」と入れたのは、若々しさや爽やかさ、りりしさをイメージして。ロゴマークは太陽の恵みを表現しています。現在のメンバーは9人。「新しいことに挑戦したい」「技術を勉強したい」と意欲を持つ若い農業者たちです。こうした連携を取ることで効果を上げている一つが、販路の拡大です。日野市の土地を利用した販売を市が後押ししていることもあり、毎月第3日曜の午前10時〜午後1時に七ツ塚ファーマーズセンター(新町5の20の1)で生産者による直売会を行っています。生産者と消費者が直接やり取りできるのは、生産者にとっても励みになるし気軽に話し掛けてほしいとメンバーのひとり川名桂さんは話します。「例えば、日野市ではトマトの出荷量が比較的多いのですが、品種や栽培方法はさまざまです。その中で好みの味を見つけて、いつもその生産者から買うこともできるのが直売のいいところだと思います」。また、イオンフードスタイル日野駅前店(日野本町3の8の6)にはメンバーによる専用売り場が設置されており、新鮮な野菜を共同出荷しています。メンバーはそれぞれ庭先での直売や農協などへの出荷も行っていますが、こうした共同の販売の場を持つことで、お互いの収穫時期をカバーしあい、棚を空にすることなく野菜や果物を消費者に提供することができます。

近い感覚で悩みを共有し学びあう

メンバー同士での情報交換も大事な目的の一つです。天候の影響や病害虫の流行と予防など地域性の情報を共有したり、お互いの農地を見学して栽培方法について勉強したりしています。
3年前に新規で就農したという川名さんは「前に進みたいという気持ちを持ち続けている人との関わり合いがいつも良い刺激になります。農業は疲れる時もあるけれどよく眠れてご飯もおいしい。天候に左右されることも受け入れるというマインドも農業から学べます」と言います。イベントなどの情報はインスタグラムで。


個々の庭先直売所

※収穫時のみ販売の場合あり
馬場トマト農場(馬場裕真さん)/西平山1-30-1
トマト、キュウリ、ナス(4 月~6 月)
伊藤農園(伊藤清太朗さん)/川辺堀之内186 近辺
トマト、キュウリ、レタス、枝豆、ブロッコリー
ニンジン、ホウレンソウなど(3 月~7 月上旬)
阿川園(阿川晃一さん)/上田280
梨(8 月中旬~10 月)
ブドウ(8 月下旬~9 月)
柿(11 月)
増島園(増島孝賢さん)/豊田4-14-1
梨(8 月~11月)
ブドウ(8 月~9 月)
柿(10 月~12 月)
ミカン(12 月~1 月)
Neighbor’s Farm(川名桂さん、山口萌さん) /新井3-3-3
トマト(11 月~6 月)
ブルーベリー(7 月~8 月)
カブ、ナスなど(通年)
日野市農園「ネイバーズファーム」と「にんべん」共同企画「第2回 トマト祭り」
ショッパー 八王子周辺版 4月15日号掲載
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