お店・企業八王子市

あの頃の思い出が蘇る!八王子市立楢原小学校近くの駄菓子屋「秀の家」

今ではとても貴重な駄菓子屋ですが、八王子市にはまだまだいくつものお店が残っており、駄菓子屋を見るたびに小さい頃の思い出が蘇ります。全国的にも店数が減り続けていく中、八王子市立楢原小学校近くに新たな駄菓子屋「秀の家」がオープン。ご主人の諸冨さんといろんなお話をしてきました。

駄菓子屋「秀の家」を始めたきっかけ


ご主人の諸冨さんが幼い頃に夢中で通っていた「駄菓子屋さんの楽しさ」を、現代の子供たちにも広げたいという思いから半年ほど前にオープン。土日の他にも、学校が終わったあと、家にランドセルを置いてから遊びに来られるようにと平日も月曜日以外は営業中。お店の名前は、母親が昔に切り盛りしていた別のお店「秀の家(ひでのや)」という名を受け継いだそうです。

昔懐かしの商品が並ぶ

透明の入れ物や紙のボックスに駄菓子がずらり。懐かしいお菓子ばかりなので、とてもレトロな雰囲気です。どれもこれも、「これをこうやって食べたなぁ」など思い出が詰まっていて、忘れていた童心が刺激されました。

お菓子をしっかり整理整頓して、金額をはっきり大きく記載しているのは、「駄菓子屋は、子供たちが限られたお小遣いを握りしめ、自分の欲しいお菓子を効率よく買うためにと、自分で計算しながらお金の使い方や算数を学べる場所」という自分の経験と思いからだそうです。

ここからは昭和生まれの私が、幼い頃の思い出と共に、いくつかの駄菓子をご紹介します。

●すももストローを刺してチューチューとドリンク代わりにして、最後にすももをかじり始めるという、一つでかなりの時間が稼げたコスパ良しの一品でした。

●ヤングドーナツもっちりしていて、小さい子供にはかなりの食べごたえ。4個は食べきれないけど、1個は食べたいという子と、物々交換したりしていました。

●餅あめシリーズ昔は3種類あった位で、こんなに種類が豊富ではなかった。でも友達と別の味を買って、一列交換しあってレインボー餅とか言っていました。今ではそれを最初から叶えるミックスという商品があるようだ。

●蒲焼さん太郎歯ごたえが凄いので、一枚だけでもタレの味を充分に堪能できる点がこの蒲焼きさん太郎の良いところ。当時は鰻の蒲焼きなど食べたことがなかったので、このタレに誰もが虜になっていたことを覚えています。

●ふ菓子私の中での駄菓子といったら一番はこのふ菓子。昔のふ菓子は、もっと長かった代わりに裸で売られていました。時代とともに裸のまんまのお菓子はほとんど無くなってきていますが、味は昔と変わらずに「ザ・駄菓子」のままです。

●ココアシガレット大人がタバコを吸う姿をマネしながら食べていたココアシガレット。これは昭和生まれの方なら「駄菓子屋あるある」じゃないでしょうか?今では電子タバコに似せたマイコスという商品が販売されており、駄菓子も進化を続けています。

このように、幼い頃に食べた駄菓子には思い出がいっぱい詰まります。童心に帰るもよし!お子さんに駄菓子の楽しさを伝えるもよし!みんなで駄菓子屋さんに行きませんか。

ご主人「諸冨さん」のイチオシ商品

諸冨さんイチオシの駄菓子は、東京拉麺株式会社より発売されている「ペペロンチーノ」。駄菓子屋には昔から必ずといっていいほど販売しているミニカップ麺。とんこつ味やしょうゆ味などが昔は主流でした。ですがこちらの商品は、一つでパスタとラーメンという2通りの楽しみ方が可能という魔法のようなミニカップ麺。諸冨さんは、「ハマりすぎて半分は私が食べちゃいました」と笑いながら話してくださり、あまりにも気になるので両方試すため、2個購入してきました。

◇中身

フタを開けると中には粉末スープの袋と麺が入っています。この粉末スープの入れるタイミングで、ペペロンチーノかラーメンになるかが分かれます。

◇ペペロンチーノの作り方

スープの袋を取りのぞき、容器の線までお湯を入れフタをして3分待ちます。3分たったら、フタの角にあるお湯を捨てる部分から湯切りをし、麺に粉末スープを半分だけかけます。(全部かけると味が濃すぎるので注意)


粉末スープが全体へ馴染むように混ぜたら完成です。味はまさしくペペロンチーノ!ですが駄菓子麺のジャンキーな雰囲気もあるので、懐かしい感じも味わえます。

食べ終わった容器に、残った粉末スープを入れてお湯を注げば、追加でスープも堪能できます。

◇ラーメンの作り方

先に粉末スープを全部入れます。


容器の線までお湯を入れフタをして3分待ちます。


3分たったら完成です。ラーメンの方はどんな感じになるのか想像できませんでしたが、フタを開けると湯気と一緒にバジルの香りが一気に漂います。バジルとコショウがきいた塩ラーメンのようなあっさり感で、洋風ラーメンといった印象でした。

どちらで食べても小腹を満たす丁度いいサイズ感で、諸冨さんがハマるのもうなずけました。「秀の家」に行った際は、是非おさえてみてください。

今ではどんどんと数が減る駄菓子屋さんですが、そんな中で「八王子市に新たな駄菓子屋さんができた」ということが本当に嬉しい限り。

あの時は一つで我慢していた駄菓子を、今なら大人買いみたいなこともできるし、駄菓子屋は大人になっても楽しい場所です。小さなお子さんがいる方は、「○○円以内で好きなお菓子を選びなさい」と、親子で駄菓子屋さんの醍醐味を堪能してみてください。

Hidenoya | 秀の家・ひでのや公式サイト Hidenoya offical site | 日本
東京八王子の駄菓子とよろず日用品のお店、秀の家・ひでのや公式サイト。Hidenoya official site
駄菓子屋「秀の家」
八王子市楢原町1298-9
☎️042-624-3002
営業時間 11時~18時
月曜日定休
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