マスク姿が定着した現在、化粧のポイントになるのが眉毛。うまく描ければ表情が明るくなるだけでなく、手を使うので握力や筋力維持につながることも。〝明日自分で描けるように〞をモットーに「美眉サロン」を開催している薬局があります。
手を使い集中力アップにも
資生堂が実施している「美容で健康サロン」。さまざまなアプローチで美容と健康にプラスになる機会を、と5つの異なるメニューを用意しています。相模原市のいろは堂薬局では、その中から美眉サロンを毎月開催。化粧をして外出することが少なくなった世の中の状況もあり、1月から開始。誰でも参加できますが、特に60代以上の女性に好評です。
特徴は、プロが眉毛をきれいに描くのではなく、参加者が自分で描き、自宅で再現できるようにする実習形式であること。アイブローペンシルを持ち、手を上げて眉毛を描くことで「握力や筋力維持を目指します」と、同サロンを担当する資生堂美容部の、関野友里子さん。なりたい顔を思い浮かべ、左右対称を意識しながら描くことで「集中力を高め、脳トレにもつながります」。
眉毛の部位に合わせ描き方をアドバイス
サロン当日はなるべく、いつも通り眉毛を描いた状態での来店を薦めています。まずは「眉毛が薄い」「左右で位置が違う」といった悩みを聞き、その人の眉毛や顔全体の形、雰囲気に合わせて、描いてある眉毛をもとに差し引きをアドバイス。一般的な描き方としては、一番毛が濃い眉毛の真ん中から始めるのがポイント。ペンシルを当てて左右にそっと動かします。眉頭はパウダーで自然にぼかし、眉尻は細いペンで優しく描くといったように、部位によって異なるこつがあります。「描くときは、力を入れ過ぎないように気を付けましょう」。
何も手を加えていない状態の眉毛
眉頭はパウダーでぼかし
他の部分はペンシルで優しく描いて完成
取材日には5人が来店。「普段あまり眉毛を描かない」という女性も参加していましたが、関野さんと歓談しながらリラックスした様子で完成。終了後もうれしそうに鏡と向き合っていました。
眉毛がきれいに描けると気分も変わります
美眉サロンは第4土曜に予約制で
美眉サロンは第4土曜 午前10時〜午後4時の約30分間隔で開催し、次回は6月25日。参加無料。マンツーマンで話をしながら進めます。リピーターも多く、来店するたびに上達し、うまく描けるようになっているそうです。希望される方はお気軽に予約をしてみてください。
相模原市南区東林間5-1-1
☎042-742-3663