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「ゆるキャン△」完成披露上映会でキャスト陣登壇!山梨県「ゆるキャン△の里」オープンも発表

あfろ原作による映画「ゆるキャン△」の完成披露上映会が、6月19日に東京・新宿ピカデリーで開催されました。TVアニメ「ゆるキャン△」から時が経ち、大人になったなでしこたちがキャンプ場づくりに挑戦する姿を描く映画「ゆるキャン△」。この日のイベントには各務原なでしこ役の花守ゆみり、志摩リン役の東山奈央、大垣千明役の原紗友里、犬山あおい役の豊崎愛生が登壇した。

同作の制作が発表されたのが約4年前だということから、当時20歳だったという花守は「お酒が飲めるようになったばっかりだと話をしていて、キャンプもしたことがなかった。それがすっかりキャンパーになってしまい、(お酒も)嗜むようになっていしまい……(笑)。あっという間でした」と語る。隣りにいた東山も「大きな4年間だったんだね」としみじみと話し、原も「ゆみりちゃんが流した涙を忘れないよ」と、映画化発表当時のことを懐かしんでいた。

花守ゆみり(各務原なでしこ)

「『ゆるキャン△』はずっと一緒にいてくれた感覚が強い」と話し始めた豊崎は、プライベートでキャンプに行った際のことを振り返る。「キャンプ場で知り合ったキャンパーさんが『ゆるキャン△』のグッズを持ってくださっていたり、山梨へ行く道中のサービスエリアに『ゆるキャン△』の特設コーナーがあったり。そういうところでもずっとそばにいてくれました」と、アニメの収録がない間も「ゆるキャン△」が身近な存在でいてくれたおかげで、映画の収録にもスムーズに入れたと明かした。

豊崎愛生(犬山あおい)

東山は、大人になったなでしこたちがキャンプ場づくりに挑戦するという映画のストーリーに触れ、「キャンプを楽しむ側だった私たちが、楽しいものを作っていくっていうのがびっくりでした」と衝撃があったことを伝える。さらに「みんなが大人になって遠い存在になっちゃった気もしたんですけど、ビジュアルとかを見るとやってることは変わらないじゃん!(笑)っていう安心感もありました」と変わらぬキャラクターたちの関係を楽しんでもらえるとアピールした。

東山奈央(志摩リン)

イベントの中では、大人になったキャラクターたちの姿を描いた“オフショットビジュアル”を見ながらトークする場面も。花守は、アウトドア用品店で働き、大人になった今もキャンプを続けている様子のなでしこに対し、「私の知らない間もキャンプ大好きで生きてきたんだろうなっていうのが伝わってくる」と大好きだというこのビジュアルへの愛が溢れる。自然豊かなビジュアルだったなでしことは対象的に、ビルが立ち並ぶ街を背景に、スーツにパンプス姿というリンのビジュアルにはキャストみんなが「衝撃だった」と声を揃える。好きなキャンプを仕事にしたなでしことは違い、キャンプは趣味のままというリン。東山は「リンは出版社に勤めることになるんです。思い返してみると、リンはキャンプをしながら本を読んだり、アルバイトも本屋さんでした。彼女も好きなことを仕事にしているっていうのを知って、ホッとしました」とTVシリーズからのつながりも楽しんでほしいと呼びかけた。

原紗友里(大垣千明)

千明の成長した姿を見た原は「ホッとします(笑)」と変わらぬ姿に安堵した様子。「親近感のある大人になってくれた(笑)」と感想を話し、「キャリアウーマンにやっぱりならなかったな(笑)。変わらなかった安心感をお届けできると思います」と映画での活躍を期待させた。小学校教師になったあおいについて、豊崎は「野クルやリンちゃん、なでしこに対しては特にニコニコ見守っているというタイプだったので、人の成長する姿を見守る先生っていうのは、とてもあおいちゃんらしいなと思いました」と語った。飼い犬のちくわも描かれた恵那のビジュアルについては、花守から「アニメ1期の頃に恵那は将来トリマーになるのかなと話していたんです」と裏話が明かされる。さらに映画でのちくわの“大活躍”もキャスト陣全員がアピールした。

最後の挨拶では、東山が「映画の中にはみんなが観たい『ゆるキャン△』が詰まっていますし、映画だからこそ伝えられる観たことのない『ゆるキャン△』が詰まっています。映画を観てもっともっと『ゆるキャン△』を好きになってくれたらうれしいです」とコメント。

花守は「台本を読ませてもらったときから心がデトックスされました。とてもスタッフさんの愛が詰まった作品で、愛に応えるために全力で取り組みました。皆さんにお届けできることが本当に本当にうれしいです」と、上映を心待ちにするファンへメッセージを送った。

なおイベントの中では、山梨県の「道の駅しもべオートキャンプ場~ゆるキャン△の里~」が7月16日にオープンすることも発表に。

YouTubeチャンネルの「Anime Channel by フリュー」では、キャンプ場づくりの様子を収めた映像も配信されている。また映画の公開と同日の7月1日より、同キャンプ場の予約受付がスタートすることも伝えられた。

映画「ゆるキャン△」

2022年7月1日(金)全国ロードショー
◇スタッフ
原作:あfろ(芳文社「COMIC FUZ」掲載)
監督:京極義昭
脚本:田中仁、伊藤睦美
キャラクターデザイン:佐々木睦美
プロップデザイン:井本美穂、堤谷典子
メカデザイン:遠藤大輔、丸尾一
色彩設計:水野多恵子(スタジオ・ロード)
美術監督:海野よしみ(プロダクション・アイ)
撮影監督:田中博章(スタジオトゥインクル)
デジタルワーク:C-Station digital
CGワーク:平川典史(M.S.C)
音響監督:高寺たけし
音響制作:HALF H・P STUDIO
音楽:立山秋航
音楽制作:MAGES.
アニメーション制作:C-Station
配給:松竹

◇キャスト
各務原なでしこ:花守ゆみり
志摩リン:東山奈央
大垣千明:原紗友里
犬山あおい:豊崎愛生
斉藤恵那:高橋李依

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