自分の住んでいる街を拠点にして「こんなことをしてみたい」という思いを、具体化して実現できるよう、支援や後押しをしてくれる組織が、町田市にあります。個人や団体を問わず、困りごとに取り組む担い手をサポートしています。(写真は、町田市地域活動サポートオフィスを訪れた熊切さん(左)と話すスタッフの喜田さん(右)と杉山さん)
町田市地域活動サポートオフィスとは
町田市民フォーラムの4階にある町田市地域活動サポートオフィスは、2019年に設立。NPO法人の立ち上げや、地域で活動を始めたい人への支援をはじめ、助成金や団体継続等についての経営支援、さまざまな団体との交流や行政とのつながりづくりをサポートする協働支援、それらを通じて地域や社会の課題を解決する変革支援に取り組んでいます。1年で100件以上の相談があり、同市に由来や関わりを持ち、さまざまな事情に精通したスタッフがサポート。相談は無料です。
「最初の一歩」の場所に
町田市在住の熊切勝夫さんも相談者の1人。ドイツのミュンヘンで約40年前から行われている、子供が主役になり社会体験や職業体験をする「ミニ・ミュンヘン」の町田版「ミニまちだ」を開催したいと考え、同オフィスを訪ねたのが昨年9月。学生時代の学園祭実行委員以外にイベント実施の経験もありませんでしたが「実現のため、とりあえず町田市地域活動サポートオフィスへ行って聞くしかない、が最初の一歩でした」と熊切さん。子供に関わる団体の紹介、助成金の申請方法、会場探し等、ことあるごとに相談へ行き準備を進めました。現在は市内で募った協力者と共に、こども実行委員会を立ち上げ、今秋の開催に向け動き始めています。
熊切さんがコロナ禍でも子供と一緒に町田でできることを、と「ミニまちだ」の開催を考えたことをきっかけに、同オフィスを通して新たに人と出会って繋がることができたことから「改めて地元を大切に、住みやすい街にしたいと思えた」と言います。
町田市役所で月1回交流や情報交換も
まちカフェ!オープンデーのようす
同オフィスでは、今年度から、人や団体をつなぐ場の一つとして、地域活動団体が互いにノウハウを学び合い、交流と情報交換ができるよう月1回、町田市役所2階の市民協働おうえんルームで「まちカフェ! オープンデー」を開催。次回は8月4日午前10時〜午後5時。「市民活動に興味がある、手伝いたいという人も来てみてください」と同オフィス事務局長の喜田さんとファシリテーターの杉山さん。町田市で活動したい人や団体であれば市外の人でも歓迎。お問い合わせは下記同オフィスまで。

町田市原町田4-9-8 町田市民フォーラム4階
営業時間:月曜日から金曜日
午前9時~午後6時(毎月第三水曜日は午後5時まで)
☎042-785-4871