生活町田市

9月1日「防災 の日」に向け自分にできることから!災害時の観点から自分の町を歩いてみよう

地震だけでなく、大雨による洪水等の災害が突然起こることも珍しくなくなった昨今。9月1日の防災の日に向けて、できることから災害に備えるという観点で防災点検まちあるきの実践や地図作成を行っている町があります。

町田市相原町中村町内会の取り組み

町田市相原町中村町内会は、町田災害ボランティアの会の会長でもある、防災士の長田博さんらの自主防災隊が中心となって災害に備えています。地区内を15世帯前後の20班で構成し、家族構成等を書いた防災カードを作製する他、安否確認ボードの配布も。通常は月例会や美化デー等、町内の行事の際に情報交換を行い「顔の見える防災」を目指しています。

防災点検まちあるき

震度4以上の地震の際は最寄りの避難所へ行く前に、各班の〝いっとき避難場所〞に参集し班内の安否確認を行い、必要があれば避難所へ向かうという手順に。コロナ禍ということもあり、住宅避難や分散避難にも気を配ります。「とりあえず避難所ではなく、まず近所同士の安否確認や情報共有が必要」と長田さん。地震と洪水等の土砂災害では避難の方法や場所も異なります。そんなときに役立つのが、防災点検まちあるき。自分の住居を中心に、道の把握はもちろん、災害の観点からさまざまな場所をチェックすることが目的です。

安全確保のため〝いっとき避難場所〞のように、すぐに集まれる場所をはじめ、公衆電話、AED 、街頭消火器、災害時協力井戸の位置を確認。さらに地震の際に倒れる危険のある変圧機のついた電柱の密集地やブロック塀のある道、近くに川があれば、市のハザードマップを元に、洪水の際に冠水が予想される道路も歩きながらチェック。

目線を変えると「普段通っている道でも意外と知らなかった部分が見えてきます」。同地区ではそういったポイントを地図に落とし込み、全世帯に配布。町歩きの中で見つけた重機置き場や工業系の事業所にも声がけをし、万が一の際に備え、がれき撤去作業や発電機の貸し出しの協力依頼もしています。「普段から近所の人とあいさつを交わす町こそ防災の底力となるのでは」。さらに「個人でもいつもと違う道を歩いてみるのも良いと思います」とも。

防災士の長田博さん

1995年の阪神淡路大震災の際、救助隊員として現地入りをして、自主防災の必要性を痛切に感じた長田さん。その後、ボランティアコーディネーター養成講座の仲間と同会を結成。市内でも防災講演をはじめ、防災点検まちあるきの進め方、避難所ゲームHUGのレクチャーも行っています。

 

❖ 問い合わせ先
町田市社会福祉協議会ボランティアセンター
〒194-0013 東京都町田市原町田4丁目9-8
☎042-725-4465
開所日:月曜日~土曜日(祝日・年末年始除く)
開所時間:8:30~17:15
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