京王線・北野駅から湯殿川沿いに歩くこと約7分。農地の一角に八王子野菜の直売所と加工所を兼ね備えた施設「もぐもぐランド」ができました。壁面の赤いトマトが目印です。
もぐもぐランドとは
もぐもぐランドは、新規就農者支援と地産地消、農産物のアップサイクルに取り組む拠点として、農地(畑)の上に建てられた東京都で3例目、八王子では初の施設です。6次産業化・地産地消法に基づく事業計画の認定を受け、先月1日にオープンしました。
小山さんの野菜はもちろん新規就農者が作った珍しい野菜も並ぶ
1階は地元農家の農作物や加工品が並ぶ直売所のほか、野菜等の食材を加工・調理製造する加工所、農家さんたちが収穫した野菜を洗ったり袋詰めしたりする作業場を備え、2階はワークショップやセミナー等を行うイベントスペースを設けています。
畑で育てた花は切り花やドライフラワーにしてリース等で販売
1階のテラスにはベンチが置かれ、散歩の途中にお店に寄って買い物し、目の前に広がる畑を眺めながら一休みしていく人も多いとか。
もぐもぐランド誕生のきっかけ
これまでも畑で取れた野菜や花、自社で加工した瓶詰め等を商品化し道の駅やマルシェ、イベント等で販売していました
が、「フードロス削減や若い新規就農者を応援するためにも加工場を大きくして、直売所を作ることで販路を提供したかった」と、もぐもぐファームの小山律子さん。今後は、傷があったり形が悪いというだけで規格外だったり、取れすぎてしまって廃棄されていた野菜や残った商品を加工し価値を高めて販売する「野菜のアップサイクル」に注力。主力商品の「トマトの台所」(完熟トマトソース)や「太陽のオリーブ」(唐辛子、ニンニク、ローズマリーのオリーブオイル漬け)などの瓶詰めに加えて、スープや総菜、漬物、菓子にアップサイクルして無駄なく提供します。
取れすぎた野菜をスープにアップサイクル。サツマイモ、里芋、カボチャ 各450円
「地域の農家が一生懸命作った八王子野菜を食べて応援していただけたら嬉しい」と話す小山さん。農に関するワークショップやセミナー等も行う予定で、農家と地域の人をつなぐ交流拠点としての活用も進めていきます。
八王子市打越町2129-6
☎042-636-8238
営業時間:午前10時半〜午後6時半
定休日:月曜・火曜
instagram https://www.instagram.com/mogumoguland.vege/