秋の花が咲き始めた高尾山です。混雑を避けて南高尾山稜を歩くのも良いですよ。キンモクセイは秋の香り、砂糖菓子のような小さな花で、遠くで咲いていても気付く強い香りを持っています。日本では自生はありません。この木に実がならないのはなぜでしょう?
オケラ(朮)乾燥気味の尾根道や草原に
オケラは白い花の周りが魚の骨のような苞葉と呼ばれるものに囲まれていて個性的です。
ノササゲ(野大角豆)山地の林縁で
ノササゲはつる性の植物で、花は優しいクリーム色です。秋が深まると鮮やかな紫色の実になり実が割れると黒紫色の豆(種)が現れ目を引きます。
タカオヒゴタイ(高尾平江帯)林縁・林内、4号路に
タカオヒゴタイは高尾山で発見され命名されました。下の方の葉がヴァイオリン型をしているのが大きな特徴です。
文・写真 遠藤進進、山中京子

高尾山こぼれ話
高尾山のビアガーデンは東京で一番標高が高いところにある。ケーブル駅のすぐ近くなので、歩いて登らなくても行ける。八王子の夜景を眺めながら、生ビールとバイキング料理が楽しめる。運が良ければ都心の夜景も見えるかも。通常、夕方は下りのケーブルが混雑するが、夏だけは登りも混んでいる。
揺籃社 発行「高尾山おもしろ百科」より