イベント町田市

【取材記事】保存会が守り続け『町田のデゴイチ』50周年!10月16日に50周年イベントも開催!

10月14日は「鉄道の日」。日本に鉄道が開業して150年です。移動手段というだけでなく、〝撮り鉄〞〝乗り鉄〞という言葉ができるほど、鉄道ファンを現在も魅了しています。各地でイベントが催されていますが、町田市内に展示されている蒸気機関車も今年50周年を迎え、イベントを開催します。

町田のデゴイチ

町田市中町2-565-1、すみれ会館隣りに展示されている蒸気機関車D51、通称デゴイチは、同地に設置され4月で50年を迎えました。町田の住民なら存在を知っている人も多いですが、同車両は、1943年にJR東海の浜松工場で製造され、長野県内の木曽福島機関区を中心に170万km以上を走行した後、1971年に引退。町田市内に住む旧国鉄社員等が中心となり、熱心な活動により現在の地へ呼び寄せました。デゴイチの中でも特徴的な機関車で、非常に貴重とされているD51型862号。顔ともいえる前面の煙室扉は、通常円形ですが、同機は上部分がカットされた形に。車両上部の蒸気溜も横から見ると台形のような形で通常の曲線とは異なります。

D51型蒸気機関車保存会


D51 型蒸気機関車保存会 会長の智田伸也さん

そんな町田のデコイチを、設置当初から守っているのがD51型蒸気機関車保存会のメンバー。市内外に住む旧国鉄職員も含め現在は30〜90代の9人で、清掃やメンテナンス等を行っています。活動日の日曜午前10時〜正午は、清掃活動と共に、来場者に切符や同機の写真、石炭の配布等も。4月から同会の会長となった智田伸也さんは、4歳のときからの鉄道マニア。同機に関われる喜びと共に「貴重な車体を一緒に守っていく人を増やしていければ」と多くの人に愛される同場の今後の展開に期待を寄せます。

Nゲージの運転体験や写真パネル展示なども


ハンドル等、実際に動かせる部分が
るのもここならでは


イベント当日は、連結器を
合体
させるようすが見られます

デゴイチが同場に来て50年、鉄道開業150年に合わせ、10月16日午前10時〜午後2時半に「第50回デゴイチ祭」を開催。見学はもちろん、50回目の節目ということで、実際に使われた鉄道用品の展示、デゴイチの現役時代から、町田への移送時の写真パネル展示、運転体験できるNゲージや子供が遊べるプラレールも登場。会員でもある鉄道友の会事務局長による同機の話を聞くこともできます。前照灯やテールライトの点灯、本物のナンバープレートの取り付け、会員が作製したヘッドマークの取り付け他も実施。

 

❖ イベント・同会へのお問い合わせ先
鹿山さん ☎ 070-4078-5361
ショッパー町田・相模原周辺版 2022年10月14日号掲載
トップへ戻る
タイトルとURLをコピーしました
sub1
sub1
previous arrow
next arrow