生活町田市相模原市

【取材記事】図書室の地域開放や電子書籍『本にまつわるトピックス』10月27日~11月9日は読書週間

休みの日や夜の時間に、静かに本を読むには良い季節。最近では電子書籍等も普及し、読書の形態も変わってきています。読書週間に合わせて、地域の図書館や本のトピックスを紹介。本に触れ、興味を持つきっかけにもなりそうです。

町田第一中学校の図書室が地域利用可に(町田市)


雑談OKのコミュニティースペースの前で大学生スタッフと広田さん

町田市中町にある、町田第一中学校2階の図書室が、8月から市内在住、在勤、在学者を対象に、土曜、第1・3・5日曜の午前9時〜午後5時に開室。10月には「ここまちベース」という愛称も決まりました。利用には室内履きが必要。初回に本人確認書類を持参でカードを作成。本の貸し出しは不可。

吹き抜けの明るい空間の中、約1万5600冊の蔵書を読むことができます。地域利用の日は絵本棚の前にカーペットを敷き、親子がくつろげる場を提供。スタッフには元高校教師、市内で学習支援をする大学生らが常駐しているので、宿題や調べものの相談も自由にできます。フリーWiFiも利用でき、奥の静かなスペースは勉強や仕事に好適。入り口近くのコミュニティースペースは、ラジオが流れる〝雑談OK〞の場。スタッフの一人で、不登校生支援を行う、団体代表も務める、さがまちコンソーシアムの広田ゆう大さんは「いい意味で図書室らしくなく、さまざまな人の居場所として活用してほしい」と話します。学校行事のある土曜等は利用ができないので、詳細は町田市HPを参照。

お問い合わせ
町田市生涯学習センター
☎042-728-0071

町田市立図書館で電子書籍貸し出し開始(町田市)

町田市立図書館では、市内図書館の利用券を持つ同市在住、在勤、在学者対象に、10月18日から電子書籍の貸し出しをスタート。開始時点で同館の司書が選んだ児童書、小説、旅行書、ビジネス書、外国語の本等約1900冊。来年4月までには3500冊を目指します。雑誌は約4200タイトル。来館せずに24時間365日利用でき、タブレットやスマートフォンがあれば、画面を拡大や縮小して読むことが可能なので年齢を問わず楽しめます。外出先で空いた時間に読書、子供へ読み聞かせ、インターネットと併せての調べもの等「電子書籍ならではの活用ができるので利用してみてください」と同館スタッフの本郷さん。

お問い合わせ
町田市立中央図書館
☎042-728-8220

電子書籍で子供の読書や学習を応援(相模原市)

相模原市は9月から、「小中学校及び義務教育学校と連携した電子書籍サービスの提供」を開始。同市立小中学校と義務教育学校の児童、生徒は、手続きなしでタブレット端末等から電子書籍が利用可。貸出券を持つ市内在住、在勤、在学者も申請すれば利用できます。貸出券を持っていない人は事前に登録が必要。電子書籍は図鑑や百科事典、雑誌、小説、英語で書かれた本他、小中学生に向けた幅広いラインアップ。動く絵本や読み上げ機能といった、電子書籍ならではのコンテンツも注目。来館しなくても読めることで、手軽に読書や調べ学習に活用できそうです。

また「子ども読書資料循環制度」もスタート。同市立保育園や児童館等に、絵本や紙芝居といった約30冊の「おすすめ児童書セット」が届く仕組み。2カ月ごとに入れ替わり、読書や読み聞かせに役立てられます。

お問い合わせ
相模原市立図書館
☎042-754-3604
ショッパー町田・相模原周辺版 2022年11月4日号掲載

 

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