生活八王子市

『創価女子短期大学』コミュニケーションロボットを活用して”ゴミの分別”を学ぶ機会を保育園児に提供

創価女子短期大学の亀田多江ゼミナールでは、動作や会話によって人間とコミュニケーションをとる「コミュニケーションロボット」を活用して“ゴミの分別”を学ぶ機会を暁愛児園(東京都日野市)にて提供し、保育園児が自ら行えるSDGsに貢献する取り組みを実施。

亀田多江ゼミナール

亀田ゼミでは「人を幸せにするため」のロボット活用をテーマに、これまで高齢者施設をはじめ特別支援学級や保育園を直接訪問し、介護や教育へのコミュニケーションロボットの活用に関する研究を行ってきました。中でも、幼児教育におけるロボット活用は親和性が高いことが論文等で評価されており、これまでの保育現場での実施の中で、ロボットに対する興味関心が幼児の集中力を高め、伝えたい情報を印象深く発信できることを確認しています。

2020年より小学校でのプログラミング教育が必修化され、幼少期にロボットに触れる機会を持つことの重要性が高まると考えられます。亀田ゼミでは、学生の発想による社会課題と融合した取り組みをとおし、幼児教育におけるロボット活用の可能性の発見に努めます。

保育園での実施内容

  • コミュニケーションロボット「ケビーエアー」(NUWAロボティクスJAPAN株式会社)と「RoBoHoN」(Sharp株式会社)を利用してクイズ形式で「識別表示マーク」(※)を認知させ、実際に身近なお菓子のパッケージでマークを確認することで園児自身がゴミの分別を行える状況を作る。
  • 海洋プラスチックによる環境汚染及び生態系への影響について学び、ゴミを分別することで資源をリサイクルできること、それがSDGsへの貢献につながることを理解する。

(※)「資源の有効な利用の促進に関する法律(資源有効利用促進法)」に基づいて表示される、分別回収を促進するためのマーク。紙、プラスチック、アルミ缶など材質や成分を表す。

実施後の反響

  • 保育士より「子どもたちの反応がよく、画像から興味を持ちやすい世代には効果的」との声が寄せられた。
  • 園児が家庭においてゴミの識別表示マークを確認し、積極的に分別を行う様子が見られた。
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