グルメ町田市

【取材記事】2023年を楽しくスタート!新年をおいしく占う「ガレット・デ・ロワ」洋菓子店 グランガトー

今年も残すところ10 日を切りました。新年に向けて用意する、おせちや雑煮等の定番料理以外に、最近では海外で新年に食べる縁起物の菓子が日本でも年末から年始にかけて売り出されています。ヨーロッパで伝統菓子を学び、洋菓子店を営む店主にいわれや楽しみ方を聞きました。

ガレット・デ・ロワ


合田和代さん

フランス、ドイツ、ウイーン等に留学してヨーロッパの伝統菓子を学び、町田市玉川学園で洋菓子教室と洋菓子店を営む合田和代さん。生徒に必ず教える菓子の一つが、フランス語で王様の菓子という意味のガレット・デ・ロワです。

フランスではかつて1月6日の公現祭というキリスト教の祝日に食べるしきたりがありましたが、現在は新年に家族や親戚等と気軽に楽しむ縁起物として定着しています。アーモンドクリームの入った一見シンプルなパイですが、バターを生地で包み、折って休ませる工程をくり返す、技術が必要とされる菓子。中にフェーブを入れるのがポイントで、フェーブはフランス語で、そら豆のことを言い、昔は乾燥そら豆を入れていましたが、最近はコインやフェーブといわれる陶器の小さなオブジェがスタンダードに。「現在は安全性も考慮しアーモンドで代用することが主流になっています」と合田さん。パイの表面の模様も特徴の一つで、渦巻きは生命力の象徴の太陽を表し健康を祈願、ヒマワリを表した格子柄は栄光の象徴、他、小麦やローリエがあります。


切り分けてアーモンドが入っていたら、新年は幸運に

楽しみ方としては、新年に集まった人数分に切り分け、食べたときに中にフェーブが入っていた人がその日、王様に。その年は幸運が訪れる良い年になるともいわれています。各家庭で作るものでしたが、フランスでは菓子店だけでなくパンの店にも並ぶほど定番の菓子に。そんな楽しい風習が日本にも広まりつつあり、フランス菓子店で年末から年始にかけて販売するところが増えてきました。

今年から予約制で販売

合田さんの店、グランガトーでは、バターを贅沢に使い、アーモンドクリームにラム酒の香りをきかせたガレット・デ・ロワを今年から予約販売。4号2500円で、7号まで用意。フェーブはアーモンドを使用し王冠もセット。現在予約受け付け中で受け渡しは12月30日と、年明けの1月6〜15日。予約の締め切りは1月9日。

来年1月27~29日に感謝セール開催

洋菓子店グランガトーでは19周年として、来年1月27〜29日に人気の菓子を19%引きで販売する感謝セールを予定。同店奥では、34周年を迎える合田和代お菓子教室も主宰。通常15000円の焼き菓子クラス体験を5000円でキャンペーン中。1人1台ケーキを持ち帰り。

グランガトー
ティ-サロン・グランガトーで召し上がって頂くケーキは全て、合田和代お菓子教室で習うことができます。 来て見て、食べて、そして習って、今度は自分でつくってしまおう。 既にひととおり勉強してきているが、もっと腕をみがきたい、プロの道を目指したい・・! そんな方にぴったりの教室です。おしゃれなスタジオで本格的プロの道具を
合田和代のお菓子教室へようこそ!

 

❖ 洋菓子店 グランガトー
町田市玉川学園2-8-25
☎042-727-3517
ショッパー町田・相模原周辺版 2022年12月23日号掲載
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