生活八王子市

【取材記事】ちょっとしたコツ・技術・知識が学べちゃう!第19回 八王子「まちゼミ」4月1日より開催

商店街の活性化事業として2003年に愛知県岡崎市で始まった得する街のゼミナール、略して「まちゼミ」。お店の人が講師となって講座を開き、専門的な知識やテクニック等を無料で教えることでお客さんに喜んでもらい、お店を知ってもらい、地域の活性化にもつながるコミュニケーション事業です。「三方よし」のこの取り組みは全国47都道府県に広がり、今では約450の地域で「まちゼミ」が行われています。(写真:八王子まちゼミ実行委員会会長の今井治さん)

2014年から春と秋の年2回開催

八王子で「まちゼミ」がスタートしたのは2014年3月。「街から学ぶ、はちおうじ」をテーマに年に2回(今年から4月と10月に変更)、開催しています。運営は商店経営者からなる八王子まちゼミ実行委員会が行っています。これまで9年間18回の開催で、まちゼミに参加したお店は100店舗以上、受講者は延べ7500人以上。受講者の9割は八王子市内の人ですが、評判を聞きつけて日野市や相模原市から受けに来る人もいるとか。


八王子まちゼミの楽しみ方をまとめた冊子「まちゼミガイド」は
新規参加店を増やすきっかけにもつながった(2022年発行)

今回も美容、健康、飲食、物販、サービス、金融など市内のさまざまなお店が参加しており、新規を含む全65講座を用意。講座は1時間〜1時間半程度と短時間なので時間の都合がつきやすく、ほとんどが無料で複数の講座を受講することができます(内容によっては材料費がかかる講座もあり)。講習中は一切の販売、勧誘などの行為はしないルールなので気軽に参加できるのも魅力です。

講座を提供する店側にとっても大きな利点が。「日々の仕事の中で自分たちが当たり前に思っている知識やテクニックを教えることで、お客さまの生活に役立ったり、解決策につながることも。少人数で行うことで一人ひとりときちんと対話ができ、お客さん同士の雑談からヒントをいただくこともあります。講座を通じて店主やスタッフ、お店の雰囲気を知っていただきファンを増やすことは新しいお客さまとの出会いにつながり、商業者同士のつながりや学びも得られています」と実行委員会会長の今井治さん(肉の富士屋店主)。

気になる講座はどれ?全65講座を用意


作り方を学んで試食ができたり、作ったものを持ち帰れる〝体験系〟は毎回満席です。
人気の講座はすぐに定員に達してしまうので、早めの申し込みがお勧めです。

第19回八王子「まちゼミ」の開催は4月1日〜30日。ちらしに掲載の全65講座の中から気になる講座を選び、各店に電話またはメールで申し込んでください。まちゼミのちらしは、八王子市役所、八王子商工会議所、八王子インフォメーションセンターやスーパーアルプス等で配布しています(八王子まちゼミの会ホームページにも掲載)。申し込みの受け付けは今月16日から。

八王子まちゼミの会
八王子まちゼミの会は2013年より活動している地域の有志による活動団体です。全国のまちゼミルールのもと八王子でも活動をしています。

ショッパー八王子周辺版 2023年3月17日号掲載

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