今年度を締めくくる話題の一つ、『キラリ☆町田私の好きなお店大賞』。2022年度は5店が選ばれました。一般の投票と実行委員の審査により選ばれた〝素敵な店作りに意欲的に取り組んでいる店〞を2週に分けて紹介します。今週は食に関連した3店です。町田市内の散策も兼ねて訪れてみては。
米屋の原点を守りニーズに応える(米家きゅうさん町田総本店)
オリジナル米袋を持つ市川さん。店内の玄米ケースは粒が見られるよう工夫
この地へ店を構えて約25年の米店。作り手の見える米を提供したい、と代表の市川晴久さん自ら各地の専業農家を訪れ、厳選したものを玄米で並べます。農薬や化学肥料が通常の半分以下の特別栽培米を中心に、1kg390円の玄米から、コンクールで金賞を獲得したものまで常時20種類以上そろうのが特徴。各生産者の顔写真と共に、製法やこだわりも紹介しています。
店内の精米機は細かく分づきを設定でき、自分好みの米にして購入可。複数回使えるオリジナルの米袋も好評です。「こういう店が減っているので、必要とする人に伝われば」と市川さん。プレゼントにも好適な、キューブ形のパッケージがおしゃれな白米の2合パックや、ご飯に合う無添加の食品も思わず手が伸びるラインアップ。毎月25日〜月末は、1kg30円引きの特売を実施。
町田市南町田4-1-34
☎042-799-5117
伝統と新しい味の両方を大切に(NOODLE BOWL MAZE)
「麺、たれ、具材のバランスにこだわっています」と社長の飯村さん
現在の場所で営業していた「町田支那そば亭」を、汁のない〝まぜそば〞専門店としてリニューアルして6年。油そば、にらそばといった昔ながらのメニューを受け継ぎながら、オリジナルメニューも開発。定番のまぜそばには、3時間煮込んだチャーシューの他にキャベツや水菜、フライドオニオン、卵等がバランス良くトッピングされて女性にも好評です。
昔からの常連客に加え、最近はテイクアウトやデリバリーの注文も増加。幅広い客層に支持される中での今回の受賞について「単純においしいと言っていただけるのがうれしい」と社長の飯村祐史さん。今後は、夏に向けて冷やしまぜそばを考案する等「常に新しいことに挑戦したいですね」。
町田市中町1-21-11
☎042-720-3868
珍しい野菜や農家直送の果物もそろえる(やさいのナイトウ町田店)

「今後も全国の生産農家を回って発掘したい」と社長の若月さん(右)
町田市原町田4-10-19
☎042-709-3436