美容相模原市

【取材記事】5月から紫外線増加「頭皮や髪も日焼け対策を」長年ヘアケアに携わる美容師がアドバイス

連休中に外出する人も多い中、5月は紫外線の量が増え、夏並みといわれています。顔の日焼けに注目しがちですが、頭皮や髪の毛を守ることも重要。40年以上、多くの人の頭髪をケアしてきた美容師に、自分でできる対策を聞きました。

くもりの日も予防がお薦め

体の一番上にあり、紫外線を直接浴びる頭皮や髪。「外の刺激から脳を守る役割があるので、しっかりケアしましょう」と美容師歴約40年の小川智之さん。海老名市や相模原市で美容室とカフェを経営し、ヘアケアはもちろん、体の内側からも健康になれるような方法を追求しています。

外出前の日焼け対策としては、まず頭皮にも使える日焼け止めスプレーを吹きかけます。海やハイキングといった特に日焼けしそうな場所では、SPFの数値が高めのスプレーを使用する等、いくつか携帯して使い分けるのが理想。スプレーは、髪の表面だけでなく頭の地肌に向けて吹きかけます。「分け目は日焼けしやすいため、時々変えてみてください」とも。さらに頭髪を守るファッションアイテムとして、つば広の麦わら帽子や、男性の使用者が増えている日傘もマスト。黒い色が紫外線やアスファルトの照り返し防止になりやすいそうです。「くもりの日でも紫外線は出ているので、日焼け対策を忘れずに」と呼び掛けます。

日焼け後はしっかりケアを

事前に準備をしても、長時間外出したら日焼けは避けられないもの。特に海やプールで泳ぎ、日焼けした後は髪表面のキューティクルがはがれやすくなっている状態です。帰宅前にできる環境であれば、塩素を落とすためにシャワーで髪を洗い流し、リンスを付けて軽くすすぐことでPH(ペーハー)値を調整し、健康な状態に戻す助けに。自宅ではシャンプーやトリートメントをした後に、ドライヤーで遠くから温風、冷風の順に風を送ります。シャンプーやブローでは頭皮をごしごしとこすらず、優しく扱うとダメージ防止に。

セルフケアを実践しつつ、頭皮や髪の日焼け、傷みが気になったら美容室で相談し、ヘッドスパ等を試してみる方法も。屋外での活動が多い人は「ライフスタイルに合ったシャンプーを提案してもらうのも良いですね」とアドバイス。「思い通りのヘアスタイルにするには日々、頭皮の健康も意識してみてください」。

❖小川智之さんプロフィル
美容師歴約40 年。
海老名市の美容室リガード、ハーモニーを経営。
最近は弱った頭皮の改善に向けたムースも開発。
加えて今年、相模原市にこだわりの国産食材で作るハンバーガーとミートパイのIrish B Yuki(アイリッシュ・ビー・ユウキ)を開店。
ショッパー町田・相模原周辺版 2023年4月28日号掲載
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