人物町田市相模原市

【取材記事】教室・店・仲間の場つくった3人に聞く「経験きっかけにやりがい見つける」

時代はだいぶ変化していますが、結婚や出産で環境が変わる女性は少なくありません。そんな転機をプラスに替えて、仕事や活動に生かしている人に話を聞きました。5月14日は母の日。母親としての等身大の思いにも触れています。

試行錯誤し夫婦で作った教材でスタート

✿ジュトーズ英会話教室
ジュトー直子さん


飾らない人柄で保護者からの信頼も厚い直子さん

夫のジュトーさんと英会話教室を始めて16年。レッスン中の子供のケアや保護者とのコミュニケーションを担当。自分の子供が楽しみながら学べる英会話教室が当時無かった経験が、今の教室をつくるきっかけとなりました。通わせる側の親の思いと、当時私立小学校で英語教師を務めていたジュトーさんの教える側の観点をすり合わせながら、時にはけんかもして独自の教科書を作成。

現在もその都度教科書を作るポートフォリオランゲージラーニング方式で、英語のスピーチ発表も加えた〝世界基準のスピーチとライティング〞を目指しています。「何より楽しんで通ってくれるのが一番」と授業だけでなく、子供の心の変化にも気を配る直子さん。

「自分の子育ては20点だったから、やり直したいくらい」と笑いますが、孫との時間はもちろん、ダンスに挑戦する等、プライベートの充実もエネルギッシュに毎日を送る秘訣のようです。

https://www.juteausenglish.com/
ジュトーズ英会話教室
町田市旭町1-24-1 ままともプラザ2階
☎080-3390-6803

意見を吸い上げ自分は旗を立てる役に

✿株式会社Dacco Day
代表 中山綾子さん


外光が心地良く入るつるま食堂で話す中山さん

コワーキング喫茶コソアドットをはじめ、昨年には鶴間公園内にBEER&CAFEつるま食堂も立ち上げ、南町田エリアに地域の人が集う場を増やしています。都内の会社で働いていたころ、出産後に朝一番で子供を保育園へ預け、閉園ぎりぎりに迎えに行く生活に疑問を持ち、少しずつ自分の住む町で働ける今の仕事のスタイルにスイッチし独立。地域の人と話す中で課題を見つけ、解決するために「旗を立て、集まる人と一緒に形にしていくのが自分のやり方」。 シェア型のおやつの店、カフェの無かった公園につくったつるま食堂、廃棄されがちなおからや規格外野菜が原料のペットフードの開発等、地域密着型で周りの声から実現したものばかりです。

忙しい毎日ですが「息子のふるさとになる街をもっと楽しく豊かにしたい」。 地域と関わる親の仕事を見て「安心して挑戦できるホームと思ってもらえれば」とも。

BEER&CAFE つるま食堂
町田市鶴間2-5-13 鶴間公園内

双子等多胎育児中の交流やイベント実施

✿相模大野ツインズクラブ
副代表 佐藤咲さん


家族との時間を大切にしながら、仕事やイベント活動にいそしむ佐藤さん

相模原市で小学生の双子を育てながら、看護師として勤務。子供達が赤ちゃんの頃に「交流や情報交換の場が必要」と感じ、多胎育児仲間が集まる相模大野ツインズクラブを立ち上げました。以前はウエディングプランナーとして忙しく働き、出産直後は孤独と育児のプレッシャーで悩んだことも。それでも「1人の人生では広がらなかった世界を知りました」と話します。家族との関わり方や自身の生きがいを考え、子供達が年長の時に看護学校に入学し、資格を取得。現在は自分の時間も大切にしつつ、子供一人一人の人格を尊重するように心掛けています。

大変だった時期に同じ境遇の母親達に助けられたことで、「自分も役に立てたら」と同クラブの活動を続ける佐藤さん。7月2日午前10時半〜午後3時半、ユニコムプラザさがみはらでの多胎妊娠、育児中のパパママ応援&交流イベント「第3回 つながるフェス ふたご・みつごand more in さがまち」にも携わっています。入場無料。詳細は同クラブやフェスのHPを。

ショッパー町田・相模原周辺版 2023年5月12日号掲載
トップへ戻る
タイトルとURLをコピーしました
sub1
sub1
previous arrow
next arrow