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【取材記事】日本橋〜下諏訪をつなぐ甲州街道の宿場巡り「御宿場印集め」八王子の清水工房が主催

甲州街道の宿場を巡って、その土地ならではの『御宿場印(ごしゅくばいん)』を集める旅に出掛けませんか。八王子観光コンベンション協会の企画協力で、八王子の印刷・出版会社清水工房(八王子市追分町。☎042-620-2626)が今月1日から、「甲州街道御宿場印」プロジェクトをスタートさせました。


「今後さまざまなイベントや期間限定御宿場印なども展開する予定です」と話す増沢航さん

御宿場印とはどんなもの?

江戸幕府によって整備された五街道の一つ「甲州街道」。江戸・日本橋から信州・下諏訪までを結ぶ53里(約205km)の街道です。神社仏閣巡りの「御朱印」や城巡りの「御城印」集めのように、甲州街道の「宿場」を巡った記念証となるのが『御宿場印』です。はがきサイズの用紙に宿場名と記念の角印が印刷されたもので、宿場ごとにデザインは異なります。その土地ならではの風景や物産、歴史的見どころなどが描かれており、街道を歩く楽しみに加え、集める楽しみも提供する新しい企画です。(見出し写真:八王子まつりで巡行する山車を配した「八王子宿」(右)と小仏関所跡とイチョウを描いた「駒木野宿・小仏宿」の御宿場印)

甲州街道御宿場印は全部で34種類


全宿場印を収納できる「御宿場印帳」(左)と甲州街道を紹介したガイドブック(揺籃社発行)も販売

甲州街道には45の宿場がありますが、「駒木野宿」や「小仏宿」など複数の宿が協力し、宿継の業務を交代して担う「合宿(あいしゅく)」という形態がありました。今回の御宿場印では、これらを1 つの宿として換算。全部で32宿とし、街道の起点の日本橋と終点の下諏訪宿を含む34カ所で『御宿場印』(1枚300円)と全宿場印を収納できる『御宿場印帳』(1冊3000円)を販売します。

日野市内では1枚、八王子市内では2枚の御宿場印があり、「日野宿」は日野市観光案内所(日野本町)で、「八王子宿」はまちなか休憩所 八王子宿(中町)で、「駒木野宿・小仏宿」は高尾山口観光案内所むささびハウス(高尾町)で購入可能。また、主催の清水工房では「八王子宿」「駒木野宿・小仏宿」の両方を一度に手に入れることができます。

印を集めながらその土地の魅力を知ろう

もともと『御宿場印』は、歴史的観光資源である「宿場」を活用した町おこしとして、2021年に足立区の信用金庫が発案。 すでに「日光街道・日光西街道」や「東海道」で御宿場印めぐりが開始されており、満を持して「甲州街道」で実施されます。

プロジェクトに携わった増沢航さんは「弊社発行のガイドブックをお供に、甲州街道の歴史やその土地の文化に触れながら各宿場を訪れ、街歩きを楽しんでもらえたら嬉しいです。期限はありませんので自分のペースで集めてみてください」。御宿場印の販売場所などは同社ホームページを参照。

甲州街道御宿場印プロジェクト
☆最新情報 2023/05/01 甲州街道御宿場印プロジェクト、スタートしました! ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ このたび八王子観光コンベンション協会の企画協力で、満を持して清水工房主催の「甲州街道御宿場印」がスタートしました。 甲州街道は江戸五街道の中

ショッパー八王子周辺版 2023年5月26日号掲載

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