日野駅前のにぎわいを作ろうと、地元の住民や働く人たち× 実践女子大学×日野市が協力して2014年に立ち上げた、日野宿通り周辺『賑わいのあるまちづくり』プロジェクト実行委員会(通称=ひのプロ)。その活動拠点となっていた「キョテン107」が今年3月にクローズ。4月からは「キョテン間借りカフェ」をスタートさせました。(写真:店内はカウンター席とテーブル席があり落ち着いた雰囲気)
人が集まるスペースで毎週おいしい何かを提供
カフェを通じて事業者同士の横のつながりも広がります
「キョテン間借りカフェ」は、日野駅近くにあるBAR&DINING River Sideの営業時間外にスペースを『間借り』するスタイルで、毎週火曜の午前10時〜午後3時にオープンしています。「これまで活動の拠点となっていた商店街の空き店舗を活用した『キョテン107』は、レンタルスペース、コミュニティスペースとしての役割を果たしていましたが、飲食の提供はできませんでした」と、ひのプロ実行委員会代表の野村智子さん。
新しい「キョテン間借りカフェ」では、にぎわいの創出や地域の活性化を促すコミュニティスペースの機能はそのままに、地元や近隣の事業者が出店。フォカッチャサンドやサバサンド、ケーキ、コーヒー、ビールなど、毎週〝おいしい何か〞を提供するカフェとして営業しています。
異なる店舗の週替わりメニューが楽しめる
異なる店舗のメニューが同時に楽しめるのが特徴
現在出店しているのは、スペシャルティコーヒー専門のハレトキ珈琲、フォカッチャとチーズケーキバー専門店fortuna(フォルトゥーナ)、パティスリールパン、立呑屋きなこの4店舗。「週に一度、自分の店から飛び出し、違った場所で営業することで世界が広がり、新規のお客さまやほかのお店との交流もできて楽しい」とハレトキ珈琲店主の丸田さん、fortuna店主の磯松さんが話すように、事業者同士の横のつながりも生まれています。
また、月に一度のペースでワークショップを開催。次回はNicoricookiesのアイシングクッキーワークショップ(6月13日午前11時〜正午)で定員10人、参加費1000円+1ドリンク制。申し込みはキョテン107のフェイスブックから。
「キョテン間借りカフェでの出会いが、地域住民の交流や経済の活性化につながることを期待しています。利用者はもちろんカフェの出店者やワークショップを開きたい方も募集していますので気軽にお問い合わせください」と野村さん。今後は畑や空き家を活用した活動の拠点づくりも展開していくそうで楽しみです。
日野市新町1‐19‐1 ボナールレジデンス2F
(BAR&DINING River Side)
営業:毎週火曜 午前10時~午後3時