生活町田市

【取材記事】花火大会や夏祭りに!夏を彩る浴衣選び

ここ数年と異なり、今年は各所で夏祭りや花火大会が行われる予定。この時季ならではの浴衣の装いは、夏のイベントをいっそう盛り上げてくれそうです。最近ではバリエーションも増え迷ってしまうこともあるのでは。着物着付け教室の校長に、浴衣の選び方について聞きました。(写真:鏡で合わせながら生徒に似合う浴衣をアドバイス。「第3者目線も大事」と湯川校長。)

校長 湯川恵さん
着付け講師歴30年以上
その場になじむシックなタイプの着物が好み
「浴衣は体の線が強調されがちなので、その人の体形に合った着方だとより美しく見えます」。

普段着ない色などにもトライ

一般的には、若者には大きな柄、年齢が上になると細かい柄が似合うといわれる浴衣。最近は、色はもちろん大胆な柄の組み合わせが特徴的なタイプやブランド着物等も並んでいるので、いろいろ試してみるのもよい機会。伝統的な絞り入りの浴衣は高級感があるので年齢が上の人にお薦めですが、反物からの仕立てが多く、初めての人には既成のつるしのものが手軽です。

お気に入りの数枚をピックアップして、鏡の前で顔の近くに当ててみると良いそう。「洋服と違って普段着ない色でも意外と似合うのが浴衣や着物の良いところです」とハクビ京都きもの学院町田校の校長、湯川恵さん。注意したいのは、白地や、柄に大きな白色が入っているタイプ。「お尻の部分が透けることもあるので、居敷(いしき)当てがついているものを選ぶように」。立ったり座ったり、動くことが多い際に気になるのがしわ。化繊入りは綿100%ほど気にならないのが特徴です。同じ浴衣でも、帯で印象が変わります。柔らかい生地の兵児(へこ)帯が、ふんわりとかわいらしく仕上がります。あらかじめ形が作られている、つくり帯も流行りですが「長く楽しみたい人には、さまざまな結びの形ができるスタンダードな帯が重宝します」。合わせる草履やげたは、鼻緒の部分で痛みが出ることもあるので「サンダルでも鼻緒のような形で底が少し厚いものであればバランスがとれるのでは」。

浴衣を着ていく際のポイント

お気に入りを見つけ、いざ着て行くときは、えりの左右の重ね方を右前にして、間違えないよう確認を。「右手が、えり元に入る方が正解です」。洋服とは違う所作も心掛け「荷物の持ち方も袖をまくらず手先で持つと美しく見えます」。最近では長じゅばんを合わせ、秋口まで着られるものもある浴衣。「浴衣は着物の入り口。楽しんで似合うものを見つけてください」。7月末まで、90分の浴衣着付け教室をショッパー読者に向け、500円で開催。申し込みは同校まで。

 

ハクビ京都きもの学院 町田校
町田市原町田6-3-4 町映ビル6階
☎0120-029891
ショッパー町田・相模原周辺版 2023年7月7日号掲載
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