屋外で過ごすのが心地よい季節になりました。五感を使って自然を感じるネイチャーゲームを実施する団体が相模原市と座間市にあります。秋は木の実や紅葉があり、初心者にもお薦めのシーズン。子供から大人まで参加できます。(写真:5月に座間谷戸山公園で実施した葉っぱを使うゲーム)
自然と触れ合う遊びで秋を体感
昨年秋に相模原公園で行ったゲームでは、自然の中で発見もたくさん
ネイチャーゲームとは、1979年にアメリカのジョセフ・コーネルが発表したシェアリングネイチャーという考え方に基づく自然遊びのプログラム。自然との触れ合いを通して仕組みやつながりを学び、感動を共有することが目的です。
◀ネイチャーゲームは大きな公園に限らず「身近な場所でもできますよ」と福岡さん
アクティビティと呼ばれるゲームは170種類以上。リーダーが教えながら進め、誰でも挑戦できます。例えば木の実や花の香り、鳥の鳴き声といった五感で探すビンゴゲームをはじめ、自然の中にカモフラージュするように置かれた人工物を見つけたり、目隠しをして散策したり等、自然の中に溶け込み、自分もその一部になるような感覚が生まれることも。
「遊びながら自然に興味を持つきっかけになれば」とグリーン相模原シェアリングネイチャーの会の代表、福岡美奈子さん。相模原公園をはじめ相模原麻溝公園、津久井湖城山公園他でゲームを重ねる中で「子供達が目を輝かせるだけでなく、大人も夢中になっていますよ」と話します。
10月15日は「全国一斉シェアリングネイチャーの日」として、各所でイベントを予定。同会による「秋のネイチャーゲーム〜どんぐりプレイランドであそぼう〜」は当日午前9時50分〜正午、相模原公園で開催。参加費200円、3歳未満無料。小学生以下は保護者同伴で。午後はドングリのクラフト体験も。雨天中止。詳細や申し込みは同会のHPを。
座間谷戸山公園でもネイチャーゲーム
9月23日午前10時〜正午に座間谷戸山公園で、さがみシェアリングネイチャーの会によるネイチャーゲーム「里山の秋をさがそう!」を開催。
同会は結成27年。「通り過ぎるような場所でも自然の面白さを発見できます」と会員の小林浩一さん。参加無料。防虫や熱中症対策をして水筒、バンダナ、筆記用具、レジャーシート等の敷物持参で9時50分にパークセンター前に集合。動きやすい服装で、スカートやサンダル履きは不可。定員30人。10月15日には座間市立芹沢公園で「ドングリで遊ぼう!」も。詳細は同会HPを参照。
ショッパー町田・相模原周辺版 2023年9月22日号掲載