日野市の夏の風物詩として親しまれてきた「ひのよさこい祭」が、この秋、6年ぶりに復活! 豊田駅周辺の道路を規制し、流し演舞を披露。32組約800人による迫力のよさこいが日野の秋を彩ります。(写真:音源である『地方車(じかたしゃ)』を先頭に踊り歩く姿は圧巻です。久しぶりの開催をぜひお楽しみください)
秋開催へ変更会場は2カ所
ひのよさこい祭は、2001年に「日野市商工会夏まつり」と同時開催したことが始まり。回を重ねるごとに参加団体や来場客数が増加し規模が拡大。50組総勢1000人以上の踊り子が集結し、2万人が来場するほど盛り上がる人気のお祭りです。地域活性化につながる夏の風物詩として定着していましたが、台風や新型コロナウイルス感染症の影響を受け中止が続き、2018年度以降、開催できていませんでした。6年ぶりの開催となる今年は、演者や来場者の健康面に配慮し、秋開催に変更。参加団体を以前よりも制限したほか、広い道路を踊り歩く〝ストリート流し演舞〞のみとし、来場客が1カ所に密集しすぎないよう安全面に配慮しながら、開催します。
会場は、豊田駅を挟んで南北の2カ所。北側の多摩平演舞場は、日野二中入口交差点から南に向かい豊田駅前交差点までの約500mの区間。南側の豊田南演舞場は、多摩信用金庫豊田支店前から東に向かい豊田南歯科付近までの約100mの区間を踊り歩きます。参加連は32組。日野市内や関東近郊から集まり、約800人の踊り子が鮮やかな衣装、音楽に合わせた迫力ある踊りと鳴子を披露。沿道に集まる来場者を楽しませます。
地域ぐるみで盛り上げ!特典付グルメマップ
6年ぶりの開催を地域ぐるみで盛り上げるための工夫も盛りだくさん。豊田北口商店連合会は、「オクトーバーフェスタ・in・たまだいら」を多摩平第7公園で開催。地元店による模擬店やキッチンカーが出店し、よさこい祭を盛り上げます。また、ひのよさこい祭実行委員会では「豊田グルメMAP」を発行し、会場周辺の飲食店を紹介。掲載店舗にマップを持参するか、「グルメMAPを見た!」と伝えると、割引などの特典を受けることができます。当日、本部で配布するほか公式サイトにも公開。スマホの画面を見せるだけでも、特典が受けられるそうです。
笑顔と元気を評価20回記念メダル授与
さらに今年は第20回目の開催となることを記念し、メダルを作成。本場・高知のよさこい祭のように、笑顔と元気がみなぎる踊り子に、その場でねぎらいを込めてメダルを授与します。「メダルをかけた踊り子さんに注目するのも楽しみ方の一つ」と実行委員会。「20回開催する間に、豊田駅周辺は再開発が進み、マンションが建ち、市立病院、大型商業施設が開業するなど変化してきました。ひのよさこい祭が、変化し続けるこの街の魅力の一つとして貢献できるよう、盛り上げていきたいです」。
当日は、会場周辺で午前9時(南口は9時半)〜午後5 時に交通規制を実施。参加連や出場順などのプログラムは、本部で配布します。