グルメ町田市

【取材記事】今、おにぎりがブームで新たに注目!米屋が営む地元の手作りおにぎり店もにぎわい

都内では行列ができたり、新規出店が相次いだりと、おにぎりのブームが来ています。地元では米穀店が営む、〝おむすびの店〞があり、コロナ禍を越えた現在も安定した人気。店のこだわりと、おにぎり作りのこつを聞きました。(写真:カウンターで注文を受けてからつくるシステム。イートインコーナーも再開)

日本の味を伝え広げる


手づくり惣菜がつく小むすびセットは種類を多く食べたい人向け

町田市木曽西にある「米家きゅうさん」は、「おむすびきゅうさん」を併設し2018年に開店しました。南町田にある米穀店の米家きゅうさん町田総本店の系列で米と、おむすびを販売。〝米屋が営むおむすび屋〞として契約栽培をした宮城県産の米「たきたて」をベースに、季節で一番おいしいとされる特別ブレンド米を使用し、ご飯を炊きます。注文を受けてから具材を入れて優しく握り、寿司海苔問屋から取り寄せた板海苔で包みます。空気を含みながらも米の粒が感じられ、海水100%の熊本県産の釜炊き塩の塩味もしっかりきいた、シンプルだからこそこだわりの詰まった味わい。塩むすびは1個100円。約25種の具材があり同190〜320円。惣菜とのセットでも楽しめます。

「地元の人に愛され、人と人を結ぶ店にしたい」という思いで、おむすび屋として始め、現在は子供から高齢者まで多くの人に利用されている一方で、静岡県や長野県、北海道にもそんなノウハウを提供した店ができているそうです。昨今のブームもありますが「日本人に一番合っている味。米のおいしさがわかる、おむすびを今後も広げていきたい」と担当の市川展久さんは話します。

おにぎりを作るこつ伝授

これからの行楽シーズンにも欠かせない、おにぎり作りのポイントを市川さんに聞きました。

  • 米の炊き方
    米を研いだ後、一度ざるに上げて水を切り、30分くらい冷蔵庫で休ませた上で、通常より気持ち少なめの水で炊きます。でんぷんが溶けづらくなり、米の粒が立って、艶が出ます。
  • 炊きあがった後
    炊きむらを防ぐため、すぐにしゃもじで〝シャリ切り〞して60〜70度に冷まします。蒸気を飛ばすことが米の余計なべたつきを防ぎます。
  • 握り方
    ラップを敷いて、その上に塩を振ってご飯を均等に盛り、優しく数回握って完成。塩はさらっとした目の細かいものを使用すると味が均一に。冷めた後にご飯が締まるので強く握りすぎないこと。
  • 具材の選び方
    汁気のあるものは避け、ツナ等はしっかり油や汁を切ってから味付け。食べ残した鮭を小分けにして冷凍しておくとすぐ使えるのでお薦め。

 

❖ おむすびきゅうさん(米家きゅうさん併設)
町田市木曽西1-2-29
☎042-793-3568
ショッパー町田・相模原周辺版 2023年9月29日号掲載
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