イベント八王子市

【取材記事】八王子市あったかホール3階に『生きもの展示室』がオープン!

八王子市北野環境学習センター「あったかホール」(八王子市北野町596-3)に今年8月、生きもの展示室が開設しました。八王子ならではの生物多様性や自然環境についての普及・啓発を目的としています。(写真:八王子の自然の特徴は?大きな壁面で展示しています=さとやま広場)

地域の生き物と自然環境を学ぼう

市民の環境学習・環境活動の拠点、あったかホール。その3階に開設された「生きもの展示室」は、浅川などに生息する生き物の展示を中心に、生態系の仕組みや、高尾山から市街地まで多様な姿を見せる八王子の自然について楽しく学べる施設です。

魚、昆虫、両生類、爬虫の展示やパネル解説

浅川に住む魚に会える「めだかルーム」

水生生物の水槽が並ぶ「めだかルーム」、爬虫(はちゅう)類と両生類や陸上の生き物の水槽が並ぶ「とかげルーム」は、かつて浴場だったスペースを利活用しており、バルコニーにはビオトープも造成中。今後、近隣住民や地域の子どもたちも参加しながら作り上げていく予定です。

陸上生物のいる「とかげルーム」

哺乳類や鳥類については写真やパネル、剝製で紹介しているほか、ジンベイザメの大きな壁画をシンボルとした「じんべいルーム」では、椅子に座って関連書籍を読んだり、生き物のすみかを考えるミニゲームで遊んだりもできます。

子どもの絵に囲まれた「じんべいルーム」

生き物はスタッフが捕獲しただけでなく、市内の小学生などボランティアが捕まえて寄贈してくれた生体が多いそうで、オープン以降もニホンカナヘビ、ニホンヤモリ、オオクワガタなどがやってきました。また、南多摩ではすでに絶滅しているタガメは茨城から寄贈されたものを展示。同ホール1階の〝ウェルカム水槽〞も展示の一つで、ヨシノボリの一種、カワムツ、テナガエビ、シマドジョウを間近で観察することができます。

疑問に思ったことを質問してみよう

質問コーナーでは、生き物や自然に関する質問を書いてポストに投函すると、後日、回答を掲示してもらえます。常駐ではありませんが、専門知識を持つスタッフや、インターンの大学生が返信を書いてくれます。素朴な疑問から生き物の飼い方まで、さまざまな話題についてのQ&Aが早くも出来上がっており、Web上でも掲載しています。

「オープン以来、保育園のお散歩で遊びに来るお子さんから高校生や大人まで、幅広い世代の方が来館されています。生き物が好きとおっしゃる方が多く、そうした皆さんからアイデアを得て、今後は参加型の企画も進めていきたいと考えています」と北野環境学習パートナーズ(あったかホール指定管理者)。

生きもの展示室 | 環境教育 | Japan, Tokyo, 八王子市
八王子市環境学習センター内にある生きもの展示室のサイトです。生きもの展示室の紹介やイベントの紹介をしています。

 

❖ 生きもの展示室
八王子市北野町596-3
八王子市北野環境学習センター「あったかホール」3階
※入場無料
〈開館・利用時間〉火~日曜午前9時~午後5時
〈定休日〉月曜、年末年始、設備点検などの臨時休館日
最新の展示の様子はHP ほか各種SNS で
ショッパー八王子周辺版 2023年10月6日号掲載
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