多くの大学があることで知られる町田市と相模原市。制約の多いコロナ禍での学生生活を経て「地域や人とつながりを持ちたい」と両市内の学生団体が昨年イベントを町田で初開催。2回目の今年は相模原市で行います。(写真:今年のポスターを持って、マルシェの企画を提案した大学生の三浦さん(左)と、西嶋さん(中央)、大津さん)
地域の学生が企画を通し来場者と交流
町田市と相模原市の大学生で構成されている、さがまち学生Clubは両市を若者の力で盛り上げることを目的に集まった有志団体で、地域の人と学生が交流を深め、互いの創造性を高めあいながら、魅力あふれる地域社会づくりを目指す、相模原・町田大学地域コンソーシアム(さがまちコンソーシアム)が運営しています。週1回のミーティングを行い、web記事の制作、地域イベントの企画や参加が主な活動です。
学生生活のスタートが入学式の中止やオンライン授業から始まった相模女子大学の三浦芽依さんは、改めて人と関わることの大切さを実感し「つながりマルシェ」を企画。市内の学生団体がブースを設け来場者と交流することで、学生同士の横のつながりはもちろん、地域や一般の人とつながることができる祭典として、昨年は町田市と協働で、芹ケ谷公園で初開催となりました。同Clubとしては、同市立中央図書館とコラボし、本にまつわる企画を実施。「コロナ禍でしたが対面にこだわった意味があった」と振り返ります。
今年は相模原市で10月14日に
昨年芹ケ谷公園で行われた第1回目のつながりマルシェの様子
昨年の経験を土台に、今年は相模大野ステーションスクエア3階アトリウム広場(南北自由通路)を会場に、10月14日午前10時〜午後4時に開催。参加無料。同Clubは、サガマチアドベンチャーinステスクと題したスタンプラリーを実施。他に、玉川大学太田ゼミ、法政大学ソーシャルイノベーションセンター、和光大学のサークル等昨年より多い10団体が参加し、子供から大人が楽しめるブースを用意。
昨年芹ケ谷公園で行われた第1回目のつながりマルシェの様子
「何か仕事をしたくて仕方なかった」という相模女子大学の大津優衣さんは広報活動でポスター掲出のお願いや、企業との打ち合わせを精力的にこなし、人との出会いに目を輝かせ、企画を考えることに興味があり同Clubへ入った西嶋すばるさんは「このイベントを機に学生が何を考えているか知ってもらえたら」と意気込みます。今年のテーマ「つなげる・つながる・ひろげる」を目指し、集った若者が町田・相模原をつなげて盛り上げてくれそうです。