地元である町田や相模原を盛り上げようと、お笑いや歌で地元のイベントに関わって地域の人たちと触れ合う活動をしている人達がいます。今後の活動も〝地元から〟にこだわるところが共通点。そんな2組に話を聞きました。
お笑い芸人『昨日のカレーを温めて』
相模原市出身で市内の高校の同級生だった2人がお笑いコンビを結成して13年。路上ライブで小田急線沿線を制覇した記念で、2019年には仲間の芸人も集めた無料ライブを敢行しました。その後コロナ禍となりストリートライブができない状態の中、地道に活動を続け現在はFMさがみで相模原市内をレポートする番組や、最近復活した地域の祭りにも出演し、合言葉の「ワッショイ!」で街を盛り上げています。「とにかく地元が好き。面白いし自慢の街だからここを拠点に活動を続けていきたい」と2人。(写真:相模原市の形をしたカレールーが描かれたオリジナルTシャツを着て、だれかのやすさん(右)と、みんなのおさむさん)
路上ライブの経験から、お笑いが好きな人が集まる場ではなく「誰にでも笑ってもらえる笑いが大切なのでは」と考え、都内の劇場から小田急相模原駅近くのサウザンロードにある、だがしあたーイエスマンをネタ披露の場にスイッチ。今年3月から3か月に1度の新ネタ披露を行い、集大成として12月8日午後7時半に相模原南市民ホールで単独ライブ「大収穫祭 究極のルー」と題した無料ライブを行います。当日は新作のオリジナルTシャツやレトルトカレーの販売も。今後は学生時代にアルバイトをした町田でも活動を広げたいとのこと。
12月8日に〝新ネタ〟集め無料ライブ
単独ライブの申し込みは、名前と人数をメール ru20231208@gmail.com へ送信
シンガーソングライター『西川元さん』
作詞作曲だけでなく、演奏もアレンジも自ら行う西川さん
町田で路上や飲食店、ぼたん園でのライブ等も行っていましたがコロナ禍で停止状態に。そんな中、昨春に町田市観光コンベンション協会から依頼を受けて、さまざまなことが動き始めた今春、町田薬師池公園四季彩の杜のイメージソング「時の彩り」ができました。
制作時にはギターを持って四季彩の杜を隅から隅まで歩き、その時の感覚や空気、自然の雰囲気を表現。同杜をより好きになり、長く愛してほしいという思いも込められ、四季の美しい移り変わりも頭に浮かぶ歌詞を、西川さんが歌う優しいメロディーで包み、どこか切なさも感じられ印象に残る曲に仕上がっています。レコーディングは、市内の小学生や高校の合唱部、公募で集まった市民のコーラスと共に収録。
11月30日まで秋遊びイベントが行われている同杜ですが、19日午後3時から薬師池公園の芝生広場で西川さんが「時の彩り」を初披露します。「初めて聞いた人でも懐かしさを感じるような曲なので、当日は一緒に口ずさんでほしいですね」と西川さん。
11月19日に四季彩の杜のイメージソングを披露
ショッパー町田・相模原周辺版 2023年11月10日号掲載