ごみ処理施設の町田リサイクル文化センターが39年の役目を終え、町田市バイオエネルギーセンターが誕生。1月から稼働し始めました。生ごみ等をエネルギーに変える首都圏初のバイオガス化施設も併せ、見学や体験ができ、楽しみながら学べる場所となっています。
メタまる
メタぼう
町田市下小山田町3160、船の形をイメージしたごみ処理施設の町田市バイオエネルギーセンターは、熱回収施設、不燃・粗大ごみ処理施設、バイオガス化施設、管理棟で構成され、ごみ処理の流れを見学や体験ができます。町田市役所環境資源部循環型施設管理課運営管理係の田代学さんに案内してもらいました。
熱回収施設
ごみを焼却し、燃やした熱から電気等を作ります。
市内の7日分のごみをためられるごみピットをガラス越しに。焼却した灰はエコセメントの原料になります。
手を上げ下げしてごみの燃焼の様子をファイヤーロードで体感できます。
さらに、有害物質を取り除いた排ガスを放出する高さ100㍍の煙突の直径は青いエリアで再現されています。
一度に2トンのごみをつかむクレーンの大きさを間近に見られるトリックアートは撮影スポット。田代さんお薦めの、こんなポーズ!
不燃・粗大ごみ処理施設
手選別や機械を経て資源を取り出します。
不燃・粗大ごみピット、磁力選別機・アルミ選別機や手選別コンベヤを見ることができます。現在は休止中です。
楽しんで覚えられるごみの分別クイズ。
ごみのにおいが外に出るのを防ぐエアカーテンもあります。
バイオガス化施設
施設最大の特徴である、生ごみ等からエネルギーを生み出す施設。
燃やせるごみから有機性の生ごみ等を選別する工程を経て発酵槽へ。微生物の働きにより発酵させ、メタンという気体が含まれたバイオガスを発生させる仕組み。バイオガスはガスエンジンを動かして発電機を回し、発電の過程で発生した熱も有効利用。発酵槽やバイオガス管、ガス貯留装置等を見ることができます。
メタン菌キャラクターのメタぼう、メタまるが登場するスゴラボ。スゴラボでは「ゴミ博士になろう」で、さまざまな種類のごみについて解説。
自転車発電、振動発電では、こいだり足踏みしたり電気をつくります。
★最後に……
Reduce(リデュース)、Reuse(リユース)、Recycle(リサイクル)の3Rを実現し、学べる施設。「他にも楽しい仕掛けはあるので、実際のスケールも含め、ぜひ見学へ」と田代さん。
見学は無料。火曜または木曜の午後1時半〜3時に実施。申し込みは(電042・797・2732)まで。