【取材記事】思わず可愛いと言いたくなる”デコ和菓子”が作れる「日本茶専門カフェ花野でねりきり教室」

季節の移ろいを表現した見た目にも美しい和菓子の代表格「練り切り」。日本の伝統的な和菓子を家庭でも楽しめるように、デザインや道具、作り方を工夫したのが〝デコ和菓子〞です。日本茶のお供にぴったりな、可愛くておいしい練り切りを気軽に作れるねりきり教室を紹介します。（写真：可愛くておいしい練り切りが誰でも作れます）

お客さんからの声で教室を開講

西八王子駅北口徒歩５分、山梨中央銀行北側にある日本茶専門カフェ花野は、ファッション花野に併設したカフェスペース。日本茶好きが高じて、日本茶アドバイザー等の資格を取得した狩野貴子さんが、一煎ずつ丁寧に入れてくれるお茶でほっと一息つける場所です。

認定講師が丁寧に楽しく教えてくれます

お茶と一緒に提供している手作りの季節の和菓子（練り切り）が好評で、お客さんから作り方を教えてほしいという声があり、デコ和菓子認定講師の資格を取り、１年間の準備期間を経て、２０２２年より店内でデコ和菓子・ねりきり教室を開いています。

練り切り・デコ和菓子とは

２月のレッスンで作ったミカンとウグイス

練り切りは、白あんに砂糖やつなぎを加えてよく練った生地から作られる和菓子の一種。同店では家でも気軽に作れるように１００円ショップなどで手に入る道具を使い、〝可愛い〞に特化した練り切り「デコ和菓子」を教えています。自由な発想で作れる新しい和菓子でありながら、日本の和菓子の特長である季節を意識し、12 カ月を楽しめるように構成。毎月テーマを決めて４種類用意し、３月は「ミモザ」「道明寺と練り切り」「ランドセル」「桜」を作ります（希望があればこのほか以外でも対応可）。

３月のレッスン予定のミモザ、桜、道明寺と練り切り、ランドセル

レッスンは火、水、木、土曜の午前または午後（土曜は午前のみ）。２種類（約１時間・３０００円）または４種類（約２時間・４０００円）の練り切りを作ることができ、作ったものは持ち帰れるほかその場で食べても可。一人ひとり作りたいものが違うので、レッスンは個別に対応。親子や友達同士で参加もできます。「手間がかかる色付け作業は当店であらかじめ行っておきますので、レッスンでは生地であんを包み成形していただきます。『可愛い』をきっかけに、もっと和菓子が身近になればいいですね」と狩野さん。下準備があるため、３日前までの予約が必要。申し込みは電話または店頭で。