生活八王子市

絆による防災・減災で安全安心な まちづくり目指す!防災・災害ボランティア『かわせみ』

いつ起こるかわからない自然災害から身を守るためには、自分の身は自分で助ける「自助」、地域住民や企業等が連携してお互いに助け合う「共助」、行政による「公助」を組み合わせて対応することが大切です。地域で起こりそうな災害や避難経路を把握し、何かあったら協力できる〝ご近助〞関係を普段から築いておくことで、地域全体の防災力も高まり、地域の絆も深まります。

防災・災害ボランティアかわせみ

NPO法人防災・災害ボランティアかわせみ(東京事務所=八王子市石川町)は、河川工学博士の谷岡やすしさんが研究成果や専門知識を地域に役立てたいと、全国各地で災害ボランティアや防災活動を行っている仲間を集め2013年に設立しました。備えから復旧・復興までを防災と捉え、「災害復旧支援」と「安全・安心なまちづくり」を活動の柱に、各地で防災講演会や防災教室を行い、地区防災計画の必要性を伝えています。特に「水害」は谷岡さんの専門分野。「大雨や集中豪雨が引き起こす災害は、洪水、土砂崩れなどありますが、内水氾濫もその一つ。雨量が下水道、側溝、排水路の雨水処理容量を上回り、市街地に水があふれ家屋や道路、地下空間が浸水してしまう災害です。近隣に河川がなく標高の高い地域でも発生します」と。

そこで内水氾濫等危険区域を示した「低いとこマップ」、地区防災計画に用いるわがまち防災マップの作成や、リアルタイムで水害危険区域が表示されるアプリケーション「浸りDAS」を考案し、開発に向けて、協力・支援者を募集しています。「自分の住む地域の災害特性を知り、低い場所や危険な箇所を避けた避難経路を確認しておくことで減災に役立てれば」と谷岡さん。

昨年12月には、はちそな会(はちおうじ災害に備える会)を立ち上げ、八王子市地域助け合い・社会参加応援団体に登録(今年6月)。「平時から地域活動でコミュニティーを築いておくことで、災害発生時にその活動が『共助』へとつながります。地域の絆を深めることは災害時の助けになるのです」。

防災教室および講演会

八王子を対象とした次回の防災教室および講演会は▽防災ジオラマを作って、川の博士と水害教室= 10月16日午後2時〜4時、八王子市生涯学習センター(クリエイトホール)5階展示室で。小学4〜6年生と保護者対象。参加無料。先着20組、見学10人。子供だけの参加も可▽水防災講演会「水害の種類と命を守る避難行動」=同日午後5時〜6時半、同所で。水害教室で子供たちが作った防災ジオラマを囲んで講演します。参加費500円。先着50人。どちらも申し込みは同団体のHPから(9月1日から受付)。

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