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【取材記事】八幡町を舞台にした短編映画が完成!地元出身 塩野峻平監督・最新作「此処だけの話」

若手映画監督・塩野峻平さんが、商店会とタッグを組んで、自身の生まれ育った町・八王子市八幡町を舞台にした短編映画『此処だけの話』を制作。3月1 6 日に八王子市学園都市センターイベントホールでプレミア無料上映会を開催します。(写真:ロケ地でもある写真館の桃屋美術で。左から、遠藤さん、塩野監督、春日さん)

八幡町の良さに触れてほしい

映画『此処だけの話』は、鰹節屋の祖父母の家で生活する〝なつこ〞を軸に、地域の人々との温かなつながりを描いた日常ドラマ。八王子の八幡上町商店街くらま会(会長=中野智行さん)が企画製作し、同町出身の塩野峻平さんが監督・脚本を務めました。例年、商店街の活性化や地域貢献などを目的に、店舗等を紹介したチラシや、町の歴史や山車についてまとめた小冊子などを発行しているくらま会。今回は八幡町を舞台にした短編映画を通して、市内外の人たちに八幡町の良さに触れてもらおうと映画の製作を企画しました。写真館桃屋美術の春日晃さんが中心となり、地元の囃子連で子供の頃から可愛がっていた塩野さんに映画監督を依頼。1年にわたる制作期間を経て完成しました。

「大学卒業まで22年間暮らしていた、僕が知っている町をそのまま映画にしました。ドラマチックな場所ではないけれど何だか居心地が良い、この町や八王子が持つ独特の空気感を感じてもらえたら」と塩野さん。

撮影は昨年4月に行われ、新藤鰹節店や松の湯、桃屋美術などがロケ地に協力。同会会長で人気ユーチューバーでもある中野さんはカメラマン役で、町の人もエキストラで参加したそう。八王子在住の俳優・笹野高史さんも特別出演しています。上映会は午後2時と3時15分からの2回。 YouTubeでは予告編が公開中です。上映後、監督、出演者、中野さんによる舞台挨拶を予定。各回とも入場は先着順になります。また、後日YouTubeでの公開も予定されています。

塩野峻平さんプロフィル

1998年生まれ。2017年、中央大学入学と同時に放送研究会に所属し、映像制作を始める。在学中に監督した映画『レイディオ』が門真国際映画祭2020で審査員特別賞などを受賞。卒業後もキャリアを重ね、2022年にコロナ禍を描いたオムニバス映画『to…』が劇場公開、同年制作の『青色のピンク』で田辺・弁慶映画祭2 0 2 3 に入選するなど、複数の映像コンペティションで高い評価を得ている。今回の映画『此処だけの話』では監督・脚本のほか、主題歌「ハロー」の作詞も手掛けた。

❖『此処だけの話』無料上映会(カラー/30分)
日時:3月16日午後2時と3時15分からの2回(開場1時45分)
会場:八王子市学園都市センターイベントホール(八王子スクエアビル12階)
入場無料・予約不可
※各回とも先着順
ショッパー八王子周辺版 2024年3月15日号掲載
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