健康維持に運動は欠かせませんがハードな運動は続かないもの。空手の動きを取り入れたゆるい運動ならば、足腰の強化や柔軟性の向上などが期待でき、楽しく長く続けられそうです。(写真:突き、払いなど空手の動きを取り入れた運動は脳トレにも)
ゆるからとは?
準備運動と整理運動も大切
『ゆるから』とは、「緩い」+「空手」を略した造語。空手の基本動作や形を取り入れ、呼吸法やストレッチ、体幹バランスを整えることなどを中心にした、健康維持・増進のための運動です。健康運動指導士、全日本空手道連盟初段の岩本知加子さんが、誰もが気軽に楽しく空手ができないかと『ゆるから』を考案し、八王子市北野南部会館で毎月1回の講座と出張講座を開催しています。
始めたきっかけとは?
岩本さんが空手に出合ったのは子どもの習い事がきっかけ。付き添いで一緒に始めたところ、空手は健康づくりに役立つスポーツであると実感。また義母の介護を通じて、丈夫な足腰を維持することは健康寿命の延伸につながることを学んだそうです。
これらの経験からシルバー世代が増加の社会において、空手を活用した健康づくり、仲間づくり、居場所づくりが必要だと考え、2020年から楽しく無理なくできる『ゆるから』を広める活動をしています。
どんなことをするの?
普通の空手は動作にキレや力強さ、キメなどがポイントですが、『ゆるから』はゆっくりとした動作とストレッチの要素を入れながら全身を使い基本動作を身に付けていきます。「肩甲骨をよく動かすので肩凝りの解消や、体幹が鍛えられ転倒防止につながったり。エイッと気合を発することでストレス発散にもなります。いろいろな方にゆるからを通して健康づくりを楽しんでもらいたいですね」と岩本さん。
次回のゆるから講座は4月15日午後4時(開場3時半)〜5時、北野南部会館(八王子市北野台5の48の1)で。参加費1回500円。運動できる服装で、上履き、タオル、飲み物を持参。参加希望者は、八王子コミュニティ活動応援サイト「はちコミねっと」内ゆるからの会にある申し込みフォームまたは岩本さん(電090-5800-7556)へ。
ショッパー八王子周辺版 2024年4月5日号掲載