スポーツ相模原市

【取材記事】人と競わず自分と向き合う「ゆっくり体動かす太極拳」スタジオ晶

中国の武術を発祥とし、ゆっくりとした動作で、道具も使わず年齢を問わず始められるという太極拳。特徴ある動きに加え、誤嚥(えん)予防を目指した喉のトレーニングも取り入れている教室が相模原市内にあります。(写真:24の動作から構成される「24式太極拳」。二胡等のゆったりした音楽に合わせて無理なく体を動かします)

深い呼吸とゆっくりした動作で鍛える

太極拳教室のスタジオ晶(aki=あき)は月、金曜午後2時から小田急相模原教室、金曜午前10時15分から東林間教室を開講。日本健康太極拳協会の楊名時八段錦(ようめいじはちだんきん)・太極拳師範の晶さんが教えています。

教室は1時間。24の動作から構成される「24式太極拳」と、中国古来の医療体術といわれる気功の「八段錦」を2本柱として行います。深く呼吸し、ゆっくりとした動作や体重移動をすることで足腰の筋力が鍛えられ、バランス感覚を養って転倒予防にも。動きやすい服装であれば道具もいらず、年齢や性別問わず始められます。初心者と経験者を分けず一緒に参加しますが、「足の高さや角度は気にせず、人と比べずに行ってください」と晶さん。「演舞を楽しみながら、健康を目指しましょう」。


東林間教室での「嚥下トレーニング」も好評

子供の頃から、足の持病のため「ほとんど運動をしたことがなかった」という晶さんが約25年前に出合ったのが太極拳。無理なく筋力やバランス力が鍛えられたことで自信が付き、その後は教える側に。同時に合気道三段、アロマテラピーアドバイザーの資格を取得し、ボイストレーニングの研さんを積む等、さまざまなことに積極的に挑戦。身に付けたことは太極拳教室にも生かされ、2カ所の小田急相模原教室ではユーカリ等のアロマをたき、殺菌や香りによるリラックス効果を感じながら稽古。東林間教室では嚥下障害や誤嚥性肺炎の予防を目指して喉仏や舌を動かし、歌謡曲を歌うトレーニングも独自に盛り込んでいます。

続けるこつは頑張り過ぎないこと

「太極拳に出合い、より充実した生活が送れるようになりました」と話す晶さん。生徒は40〜80代と幅広く、健康維持をはじめ病後の体力回復を兼ねて体を動かしたいと通う人も。「続けるには頑張り過ぎないこと。自分と向き合う時間にしてもらえたら」。

読者対象に入会金無料キャンペーン

いずれの教室も月謝は月4回で5000円、入会金1000円。7月31日までに「ショッパーを見た」と言って入会すると、入会金が無料に。無料体験も受け付けています。詳細はホームページを参照。

 

ショッパー町田・相模原周辺版 2023年6月2日号掲載
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