イベント八王子市

【取材記事】使われなくなった楽器がアートになってよみがえる!幸せを運ぶアート楽器Project

思い出はたくさん詰まっているけれど、家の片隅で使われなくなってしまった楽器をアートの力でよみがえらせ、再び活躍する姿をたくさんの人に見てもらいたい……。そんな思いから「幸せを運ぶアート楽器」Project はスタートしました。(写真:子供たちがピアノに押した手形が木や花、動物に変身=コミュニティプレイスまつまるで)

八王子市学園都市文化ふれあい財団によるプロジェクト

同プロジェクトは、八王子市学園都市文化ふれあい財団が音楽で八王子を盛り上げようと2008年から開催している『八王子音楽祭』の企画の一つとして始まりました(現在は『八王子芸術祭』)。公募した使われなくなった楽器をキャンバスに、八王子ゆかりのアーティストが所有者と楽器との思い出をペイントし、音楽祭などで演奏した後、アート楽器を必要としている場所へ届け、再び活躍する姿をたくさんの人に見てもらう、楽器も関わる人たちも幸せになるプロジェクトです。

八王子ゆかりのアーティストに依頼

画家の竹谷嘉人さんがライブペインティング

大学教授の石賀直之さんによるアートピアノ

想造楽工主宰のYORIKOさん

第1弾は2018年の八王子音楽祭で、美術作家・中村眞弥子さんのペイントワークショップによりピアノ2台とバイオリン、フルート、ギターがアート楽器に変身。ピアノは現在、市内の福祉施設としょこら亭(南大沢)で活躍しています。第2弾は2019年の八王子音楽祭で、画家・竹谷嘉人さんがジャズ演奏に合わせてライブペインティングを行い、ピアノとギター、トランペットを彩りました。ピアノはTAKAO COFFEE(長房町)へ。

2023年は八王子芸術祭として、第3弾を開催。東京造形大学教授の石賀直之さん、想造楽工主宰のYORIKOさんによるペイントワークショップでアートピアノが完成。1台をTOKYOFARM VILLAGE(小比企町)、もう1 台を夕やけ小やけふれあいの里へ寄贈しました。そして今年3月に第4弾を実施。コミュニティプレイスまつまる(松が谷)で絵画・造形教室のブーピー工房によるペイントワークショップを開催し、ピアノに押された子供たちの手形が動物などに変身しました。ピアノは同所でフリーピアノとして使われます。

「さまざまなアーティストが地域の方と一緒に、楽器それぞれが歩んできた道、これから歩いていく道を筆に乗せて、ここにしかない特別な楽器に仕上げます。アートで生まれ変わった楽器が再び活躍し、たくさんの人に愛されてほしいですね。現在、第5弾を企画中です。ご期待ください」と芸術文化振興課の佐々木咲さん。お問い合わせは下記まで。

❖ お問い合わせ
八王子市学園都市文化ふれあい財団
☎042-621-3005(午前9時〜午後5時)
公益財団法人 八王子市学園都市文化ふれあい財団 | 愛される財団を目指して
令和6年春号 5月3日(金・祝)発行…
ショッパー八王子周辺版 2024年4月19日号掲載
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